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出版社内容情報
穏やかな海辺の町、千葉の館山にひっそりと建つ紅茶専門の喫茶店『Tea Room 渚』。店を営む“夫婦”には、4つのルールがある。
1.互いの部屋には入らない。
2.共同生活に関わることは一人で判断しない。
3.本当の夫婦でないことは他言しない。
4.どちらか一方の申し出で、いつでも関係を解消できる。
神経質で毒舌な秀二と、社交的で明るいあやめ。訳あって偽装夫婦となった二人のもとを訪れるのは、困った事情を持つお客さんばかりで……。
内容説明
穏やかな海辺の町、千葉の館山にひっそりと建つ紅茶専門の喫茶店『Tea Room渚』。店を営む“夫婦”には、4つのルールがある。1.互いの部屋には入らない。2.共同生活に関わることは一人で判断しない。3.本当の夫婦でないことは他言しない。4.どちらか一方の申し出で、いつでも関係を解消できる。神経質で毒舌な秀二と、社交的で明るいあやめ。訳あって偽装夫婦となった二人のもとを訪れるのは、困った事情を持つお客さんばかりで…。
著者等紹介
神戸遥真[コウベハルマ]
『スピンガール!海浜千葉高校競技ポールダンス部』(メディアワークス文庫)にてデビュー。著作に児童向け小説もあり(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シナモン
110
購入本。同棲相手に浮気され、衝動的に家を出たあやめ。あてもなくたどり着いたのは房総半島の端っこ、海沿いにある紅茶専門店ティールーム渚。そこで店主秀二と夫婦と間違われ、訂正できないまま居候することに…。あやめは社交的といえば聞こえは良いけど、お客さんの話に首を突っ込み過ぎ。そんなお店は苦手かも💧アイスティーのとこ、最初から頭ごなしに拒絶していては、味わえるものも味わえない…の部分が印象に残りました。なんだかんだ、続きが気になるので次卷も読んでみます。紅茶の蘊蓄がもっとあるといいな。2019/10/22
あっか
110
読メで気になった作品。とっても好きな雰囲気の世界観!貴族のようなオーラの眼鏡イケメンが営む古民家の紅茶店なんて最高じゃないですか…紅茶店に来るお客さんを通し、ニセモノ夫婦を筆頭に人と人との関わりと成長を描いた作品です。あやめはオイオイ…と思うけど(笑)秀二のキャラは好きです。最終章なんて終始涙腺が緩みっぱなしでした。あやめが言う「観念していた」という表現がじわーんとして好きだなあ。紅茶大好きなので、分かる分かるーと思いながら読みました。紅茶の薀蓄をもっと描いてほしい!2巻も楽しみに読み進めます!。2019/10/13
野のこ
69
Sっけたっぷりクールな秀二さんと、お節介で感情的なあやめちゃん。温度差がありすぎだけど徐々に大切な存在に。。お酒を紅茶で割るカクテルティも紅茶のブルゴーニュ酒もこれからの時期にはクリスマスティも飲んでみたい。アールグレイ好きだけどペルガモットの香りを葉につけてるのは知らなかったです。秀二さんがかなりの家電オンチなのは気になるけどメガネイケメン、良いではないか。次もリクエストしなきゃ。房総半島の雰囲気もよかったです。昔行ったすずらん街道と菜の花畑が懐かしい!2019/11/12
佐島楓
60
出版された作品全部読ませていただいてきましたが、著者さんは「場」の作り方が巧いと思います。これからも頑張って下さい。2019/03/01
はつばあば
53
千葉の館山は主人公の皆さんが現実逃避するのにうってつけの土地なのか・・千葉には行ったことがあるが館山にはまだ行ったことがない身としては一度でいいから行ってみたいものだ。ニセモノであれ本物夫婦であれ、夫婦なんて他人さんとの同居。そりゃ思い通りにならない爺様を見ているとイライラもするし、あちらさんも同じようになんちゅう奥さん貰ったもんやと後悔しても40年以上一緒に暮らしていたら諦めが・・。今は昔と違う。このあやめちゃんだって前日まで違う男と暮らしてた。・・私にはわからん感覚だがこれからは籍など関係なくなるかも2020/06/15