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出版社内容情報
ごちそう求めて、少女たちは戦う。――おいしい終末、はじめました。
内容説明
荒廃した24世紀の東京は合成食糧や電子ドラッグが巷に溢れ、荒くれ者たちが鎬を削る…それでも、やっぱりお腹は減るんです。日々の戦いに疲れたら、奇蹟の食堂―“伽藍堂”へ!厨房を受け持つのは「食の博物館」の異名を持ち、天使の微笑みをたたえる少女ウカ。狩人兼給仕を担うのは、無法者に睨みを利かせる、こわもて奔放娘リコ。二人は今日も未知なる食材求めて、てんやわんやの大騒ぎ。「おいしい!」の笑顔のためならば、人を喰らうドラゴンから、食べたら即死の毒キノコ、はたまた棄てられた戦車まで!?なんでもおいしく、そして仲良くいただきます!リコとウカの風味絶佳な日常を皆さんどうぞ召し上がれ。
著者等紹介
新八角[アタラシヤスミ]
第22回電撃小説大賞“銀賞”受賞作『血翼王亡命譚』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
43
狂った生態系と違法ドラッグが蔓延する荒廃した近未来の東京で小さな食堂を営む、給仕兼用心棒の元暴力組織所属の濡羽色の髪の少女リコと、客を虜にする天使スマイルを浮かべるメイド服の調理人ウカが紡ぐパンクグルメ物語。竜や麻薬の原材料になる種子、蜘蛛型戦車の人工筋肉等々、薬品汚染で独自の進化を遂げた生物を生唾を飲み込む美味しい料理に魔法の様に調理するウカの腕と、木刀片手に狂暴な食材を狩るリコが彼女の料理を頬張る時の笑顔が大好きでした。マフィアや宗教団体が抗争を続ける世紀末世界観でのグルメファンタジーでかなり好みです2019/04/27
まりも
38
荒廃した24世紀の東京にある奇蹟の食堂"伽藍堂"。そこで働く狩人リコと料理人ウカの日々を描いたグルメ物語ここに開幕。ポストアポカリプス+百合要素+その他色々。時にほのぼのーっと、そして時にクレイジーにヒャッハーと、この作品には色んなものが闇鍋の如くごった煮されている。これぞまさにファンタジーな世界観。作品に漂うファンキーすぎる雰囲気と共に思わずお腹がグーっとなる飯テロを楽しみ、大本命の可愛い女の子二人による百合を楽しむ。終末だろうが何だろうが楽しければオールオッケー。良いもの見させて貰った。2019/03/17
真鍋
26
百合×終末×グルメ。リコとウカの百合な掛け合いに対して「はぁ……尊い……」と溜め息を漏らすビヌくんには本当頷くしかないです。そして設定が驚くほど精密に作りこまれていて凄い。二巻も発売決まってるらしいしわくわく。2019/03/30
nishiyan
25
24世紀の荒廃したかつての東京を舞台に伽藍堂という食事処を営む調理担当ウカと食材調達&給仕のリコが織り成すディストピア&お料理&百合もの。複数の組織が縄張り争いし、人間が残した技術を吸収し独自の進化を遂げた動物たちの脅威が巧みに描かれており、そんな重苦しくなりがちな雰囲気をウカとリコの和気藹々とした掛け合いが明るくしている。それにしても二人の百合百合しているところは本当に尊いですね。最後にこの世界でそれぞれの流儀に生きている人たちが食の元に協力できる可能性を示せたことはとても美しかった。次巻が楽しみ。2019/04/09
ホシナーたかはし
16
「幻想グルメ」の派生とも言えるし、現代日本の抱えている飽食問題に一石投じているようにも思える作品。食品を食べずに捨てるのはいかがなもんか・・・TTRPG「メタルヘッド」や「銃夢」の世界観。百合っぽいけど、ウカがピー(ネタバレの為伏字)だから厳密には違うのか?リコの格好がFF7のティファぽいので、荒事やジャングルを歩き回るには薄着だなぁと思ったり、面白いのと気になるところがせめぎ合う作品。2019/05/08
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