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出版社内容情報
『このライトノベルがすごい!2019』(宝島社)史上初ダブル1位獲得! ――敵は“東京”。最強キノコ守りが“錆”が覆う日本の原点に立ち向かう!
四国のキノコ守りの里でビスコ達を襲ったのは――都市ビル!?
襲撃者・アポロは、全国各地のあらゆるものを次々と≪ビル≫に変えてゆき――!?
今の日本を滅ぼし、2028年を復元しに来たというアポロ。過去VS現在。人類の未来を賭けた戦いが幕を開ける――!
『このライトノベルがすごい!2019』(宝島社 刊)文庫部門 新作・総合で史上初ダブル1位を獲得した話題作の最新刊が登場!
瘤久保 慎司[コブクボ シンジ]
著・文・その他
赤岸K[アカギシケー]
イラスト
mocha[モカ]
イラスト
内容説明
「ぼくはアポロ。平たく言えば…。きみたちを滅ぼしに来た」四国・キノコ守りの里で襲撃を受けたビスコたち一行。アポロと名乗る襲撃者は機械人形を操り、里のあらゆるものを“都市ビル”へと変えていった。全国各地で同時多発的に起こったこの“都市化現象”は、国民を阿鼻叫喚の渦に叩き落とす一方で、文明崩壊前の豊かな日本の姿をありありと見せつけ―。“都市”に蹂躙される中、現代を救う切り札となれるのは、人類とキノコの奇跡のハイブリッド―赤星ビスコだけ!?過去VS現在変わりゆく中で彼らの選んだ結末は―?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
54
あらゆるものが都市ビルへと変わる都市化現象を阻止し、謎の男アポロの野望を挫くためビスコとネロが立ち上がるシリーズ第3弾。細かいことは気にさせねぇ!黙って俺について来い!と言わんばかりの圧倒的な熱量と疾風怒濤の展開。これがこれこそが錆喰いビスコだ。トンデモSF設定を恐ろしいまでの脳筋展開で貫き通すとは恐れ入った。考えるな、感じろ。一見すると無茶苦茶な事をやっているのに、伏線回収を見事に多くのキャラに見せ場を持たせ、ビスコとミロが最後に決める。奇天烈で超王道やからたまらない。最高だった。第2部も楽しみだ。2019/01/14
よっち
44
四国・キノコ守りの里で機械人形を操るアポロの襲撃を受けたビスコたち一行。全国各地で同時多発的に都市化現象が起こり、人類が力を併せて過去に挑む第三弾。身体に変調した赤チロルが身に宿したもの、都市化を阻止すべくパウーを盟主として東京に攻め込む連合軍。かつての敵が仲間となって、そんな仲間が切り開いた先でビスコがラスボスと対峙とかいうベタで王道な総力戦で、巧みにビスコの退路を断ったパウーがヤンデレ気味で苦笑いしましたが、パワフルなキャラがいきいきと動いて勢いで読ませてしまう熱い展開は今回も健在でした。新章も期待。2019/01/11
星野流人
40
2巻を読んだときも思ったんですが、劇場版みたいなスケールのでかい大盛り上がりのお話で、今回もすごくおもしろかったです。ありとあらゆるものを《都市ビル》へと変えて攻撃してくるアポロと相対するのは、ビスコとミロ、そして彼らが今まで関わってきたオールスターたち。世界が錆に包まれることとなった元凶となるエピソードにも触れ、『錆喰いビスコ』としての第一章の物語の完結編にもなっています。とにかく熱い少年漫画的な盛り上がりがおもしろく、最後まで全速力で駆け抜けていきました。次巻からは新章、こちらも楽しみですね!2021/11/02
まるぼろ
38
キノコ守りの里にてアポロと名乗る男に襲撃されたビスコとミロだったがそのアポロの目的を阻止する為、チロルの体を借りた「ホープ」の協力の元、東京を目指すが…と言うお話です。内容的には第一部完、と言った感じのお話なので2028年に何が起こって、アポロがどう捻じ曲がったのかとかが色々と分かって、そこはとても良かったと思いました。そういった意味ではアポロもドミノももっときちんとした形で報われてほしかったと言うのはありますが…。何はともあれ「錆」に関しては一件落着で次巻からはどんな話が展開されていくのか楽しみです。2019/07/01
中性色
37
新銀行。第一部完となる第3巻。そういったこともあって今までの話をしっかり纏めた完成巻といった感じ。熱い話ではあるものの勢いというだけでなく、それぞれのラノベにおける必要要素を過不足なく詰め込んだ、非常にバランスのいい話になってる。ただ、進軍方法がウェディングロードはちょっと笑った2019/01/13