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出版社内容情報
奇跡を起こす天使って、信じる? 感動と生きる力をくれる純愛小説。 静養を理由に、祖父母が住む海辺の田舎町へ移り住んだ新。唯一の日課は、夜の海辺の散歩だけ。父親との確執、諦めた将来の夢、病気の再発。海を眺める時間だけは、この憂鬱な世界を忘れられた。
ある夜の海辺、新はエラという女の子に出会い、惹かれていく。やがて、周囲で次々と不思議な出来事が起きるようになり……エラは、奇跡を起こす本物の“天使”だった。
「忘れないでね」
切なく笑った天使に秘密があることを新は知る。そして、残された時間がわずかなことも――。
吉月 生[ヨシツキ セイ]
著・文・その他
ふすい[フスイ]
イラスト
内容説明
静養を理由に、祖父母のいる海辺の田舎町へ移り住んだ新。唯一の日課は、夜の海辺を散歩すること。父との確執、諦めた将来の夢、病気の再発。海を眺める時間だけは、この憂鬱な世界を忘れられた。ある夜の海辺、新はエラという女の子に出会い、惹かれていく。やがて、周囲で次々と不思議な出来事が起きるようになり…エラは、奇跡を起こす本物の“天使”だった。「忘れないでね」切なく笑った天使に秘密があることを新は知る。そして、残された時間がわずかなことも―。
著者等紹介
吉月生[ヨシツキセイ]
千葉県出身。文庫版『過去で君が待っている。』でメディアワークス文庫デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おかだ
68
おもしろかった。こういう物語を読んで涙出ちゃったら、ああ私の中にもまだまだピュアな部分が残ってる!と安心するよね。静養の為移り住んだ海辺の田舎町で偶然出会った少女は、奇跡を起こす天使…?! というお話だけど、真実が2層3層に包み隠されていてなかなか読ませる構成だった。なんかこう、新海映画のようにうまいこと映像化すればヒットしそう。幸福の王子とか星の銀貨とか好きな人にオススメ。いろんな小説読みすぎて「奇跡~?陳腐陳腐!!」って辛口になってる人も多いと思うけど、たまにはこんな奇跡もいいじゃない!と力説したい。2018/11/19
Peter Rabbit@ポプちゃん大好きです
30
《あらすじ・感想》祖父母の家のある海辺の田舎町に移り住んだ新。しかし新は母の遺伝で白血病を患っていた。その為幼い頃夢見た死んでしまった母のような人を助けたいという思いが消え、医者になりたい夢も諦めていた。そんなある日ひとりの女の子エラに出会う。エラは奇跡を起こす天使だったのだ。でもその奇跡に引き換えに起こる悲劇と天使にはもう一つの大きな秘密があったのだったーーーーー。途中まで想像通りだなと思って読み進めていたが最後の大どんでん返しで一気に感動してしまった。読みやすいし素敵な話なのでおすすめです。2022/09/15
ひすい ☁︎**
27
表紙と題名に惹かれ購入☑︎海辺の田舎町へ移り住むことになった「新」は海辺の散歩が日課。海は「新」の悩みを忘れさせてくれる。ある夜に海辺を歩いていると「エラ」という女の子に出会う。その正体はなんと、天使だったー。切ない恋愛ストーリー。奇跡の力を持つ天使だが、その代償は悲しく辛かったです。天使×カメラは新しい発想でこれまで読んだことがなく、設定が面白く良かったです☺︎2021/05/12
旱
14
常識では思いつかない様なすごい発想で最後にドスンと感動を与えた作品だったのでびっくりした。そして何より読み易く誰でもすぐ手にして読める物だったと思う2020/01/23
ブー
10
とても優しい物語でした。病にて療養先で出会った女性は実は天使だった。ま、奇跡の物語のテンプレ的な展開ではありますが、昨今の流れのENDではなく、まさに、昔ながらのハッピーエンドで良かったです。優しい天使の優しい奇跡の物語でした。ハッピーエンド好きな方には良い物語だと思います。2018/10/13