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出版社内容情報
ロボ子さん、アイドルになる。食卓の団欒や自分探しの旅、アイドル活動など、様々なことに挑戦していくロボ子さん。
ロボ子が何かを試すたびに、上小杉の心労は増えるばかりで……。
ヒトの心を知りたいアンドロイドが、人間のクズと同居生活を試みる
ロボットコメディ第2巻。
伊咲 ウタ[イサキ ウタ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
25
団欒とは、カラオケとは、自分探しの旅とは、そしてアイドル活動(notアイカツ)とは。他人と関わりを避けて生きたい上小杉の思惑とは裏腹に、地下アイドルとして人気者になりたい隣人の山重あきほのロボ子への熱烈な勧誘がその日常に変化をもたらす。全体にいわゆる「崩し絵」のコマが増え、あれ、こんな漫画だったっけ?と少し当惑しながら読んだ。既存ゆえに思考停止に陥りやすいモラルやルールに(それを知らぬ者(ロボ子)の視点から)揺さぶりをかける、というのはちょっと「さよなら絶望先生」と被る様に思う(以下コメ欄に余談)。2018/09/13
禿童子
22
タイトルの「ブキミの谷」はまるで感じられない。普通にかわいいキャラの美少女同居・育成系コミックのように感じられる。AIが女子高生の姿かたちをとっているというよりも、単に空気が読めない感情の発達が遅れている女の子がそこにいる感じがする。ときどきギャグが挿入されて日常系の雰囲気をかもし出す。近未来にも引きこもりのデイトレーダーはいるんだろうな。喫煙者で女の子に接するのが下手というところは、昭和の頃の若者が紛れ込んでるみたい。純情・奥手の30なりかけという主人公は読者の平均像を意識しているのかな。2018/09/15
十二月の雀
6
ラーメンズのコントに『アトムより』というネタがあるのだけど、ほんの一瞬、あのコントの空気を感じた。「人間」を模索するというよりは「自己」を探求するスタイル。結果的に同じ目的になるか?違うと思う。「人間」を教わることと、「自分」を確立するのは別の話。ロボ子の自我の芽生えが、物語を加速させるはずだ。登場人物の全員が感情移入出来ないが、大好きなコント『アトムより』を一瞬垣間見たから、もう少し読む。ほんの一瞬だけどね。2018/09/01
アイロニカ
5
2巻を読み終えたので1巻も再読したところ、内心の欲や合理と非合理の葛藤など、最近気にしているテーマが散見されることに気付いた。2巻ではダークな雰囲気はやや鳴りを潜め、隣人の地下アイドルあきほが関わるようなポップで騒々しい展開が目立った。何やらパロディ画もやたらと多かった気がするが個人的には作風に合わないと感じてしまう。デフォルメ絵は独特なウザ可愛さが好きなので大いにやってもらいたい。2018/09/05
毎日が日曜日
1
★★★2018/09/17