出版社内容情報
強大な力を誇る「帝国」アメリカは、日本や西欧諸国と「非対称同盟」を結んでいる。だがアメリカは同盟国に圧力をかけるだけでなく、ときに同盟国に有利となる政策を自ら選択してきた。なぜ帝国アメリカは「ゆずる」のか。ベトナム戦争期の日米・米韓・米比同盟を一次史料に基づいて検討し、非対称同盟を理論的に解明する。
内容説明
超大国の同盟政策のメカニズムを解き明かす。強大な力を誇る「帝国」アメリカは、同盟国に圧力をかけるだけでなく、ときに同盟国に有利となる政策を自ら選択してきた。ベトナム戦争期の日米・米韓・米比同盟を一次史料に基づいて検討し、非対称同盟を理論的に解明する。
目次
序章 アメリカが「ゆずる」ということ
第1章 同盟概念の再検討
第2章 非対称同盟における譲歩と圧力―提携の理論
第3章 提携理論とアメリカの非対称同盟
第4章 日米同盟―安定による拘束と負担分担の狭間で
第5章 米韓同盟―圧力と見返り援助の政治力学
第6章 米比同盟―信頼と不信の同盟論
終章 衰退する帝国と非対称同盟
著者等紹介
玉置敦彦[タマキノブヒコ]
1983年生。中央大学法学部准教授(国際政治学)。東京大学法学部卒業、Boston University(フルブライト奨学生)及びYale University(Department of History)留学を経て、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。専門は同盟論、日米関係史、アジア太平洋国際関係(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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takao