出版社内容情報
世界ではデジタル化で躍動し、特に米国ではイノベーションを起こしたGAFAMなどのビッグテックが経済をリードしている。日本はなぜこれほどまでに出遅れたのか。それは日本発のイノベーションを起こすことができず、社会変革や経済成長を促すことができなかったからだ。
そうした疑問から生まれた、奇想天外で野心的な技術課題に失敗をおそれずに挑戦する人を支援する総務省のプログラム「異能vation」が開始からまもなく10年の節目を迎えた。この間、異能vationは多種多様な分野で活躍する破壊的なイノベーターを生み出すとともに、イノベーター発掘・育成のための強固なネットワークを国内外に構築してきた。本書では、異能vationの成果を踏まえ、人、地域、企業などの観点からイノベーションに必要な要素、施策を検証し、スタートアップを支援する新しい試みを提案している。
また、国内外で活躍する日本のイノベーター16名にインタビュー。「異能」な才能がどのように生まれたのか、日本に求められていることなど、日本をアップデートする提言が語られている。
内容説明
奇想天外で野心的な技術課題に失敗をおそれずに挑戦する人を支援する総務省のプログラム「異能vation」が開始から10年の節目を迎えた。異能vationの成果を踏まえ、人、地域、企業などの観点からイノベーションに必要な要素、施策を検証し、スタートアップを支援する新しい試みを提案!
目次
第1章 イノベーションと異能vationの10年(失われた30年;日本の常識を変えた異能vation;データで見る日本の課題;テクノロジー市場と日本の可能性)
第2章 「異能」と破壊的イノベーター(イノベーションの進化;破壊的イノベーションの実例;「異能」な才能を生み出すには)
第3章 地域におけるイノベーション/異能vation(へんな人(異能)を全国から発掘する
地域のイノベーションを育むネットワーク
異能vationにおけるネットワークが果たした役割)
第4章 企業&団体における取り組みと支援(異能vationを支える企業;協力協賛企業の役割)
第5章 シン・イノベーションからシン・スタートアップへ(日本におけるスタートアップの現状;スタートアップを支援する新しい試み)
著者等紹介
福田正[フクダタダシ]
角川アスキー総合研究所主席研究員、一般財団法人UPDATE EARTH理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。