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ラブリー・ボーン

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  • サイズ B6判/ページ数 447p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048981200
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

ある冬の日、少女は殺された。けれど、少女は天国から愛する家族を見守りつづける。「みんなのこと大好きだから、ずっとそばにいるから、だから…」。いつもと変わらぬ学校からの帰り道、家に帰れば大好きな家族が待っているはずだった。けれど近道をするために通ったトウモロコシ畑で悲劇は起こった。近所に住む男に、14歳の少女スージーはレイプされ、殺されてしまったのだ。愛する娘の死に、家族は静かに崩壊していく。父親は犯人を追うことだけに人生を費やし、娘を守ることができなかった罪の意識から母親は家を出ていってしまう。妹と幼い弟は、姉の“影”を感じ、自分の存在に不安を募らせる。そのすべてをスージーは天国から見守り、けっして聞こえることのない声を愛する家族にかけつづけていた。「わたしの死をひきずらないで。ただ忘れないでほしいだけなの…」。家族の崩壊と再生、そして永遠に消えることのない愛を描き、全世界からかつてない熱狂で迎え入れられた、250万部突破の驚異のデビュー小説。

著者等紹介

シーボルド,アリス[シーボルド,アリス][Sebold,Alice]
1962年、ウィスコンシン州生まれ。シラキュース大学卒。カリフォルニア大学大学院修士課程修了。卒業後、教師をつとめるかたわら“ニューヨーク・タイムズ”や“シカゴ・トリビューン”などに寄稿、作家を志す。シラキュース大学1年生のときにレイプされ、そのつらい体験を乗り越えるまでを綴ったノンフィクション“LUCKY”を1999年に上梓、話題となる。2002年、5年の歳月をかけて執筆したデビュー小説『ラブリー・ボーン』を発表、アメリカで250万部を越える異例のベストセラーとなるなど読書界の話題を独占。作家である夫グレン・デイヴィッド・ゴールドとともにカリフォルニアに暮らす

片山奈緒美[カタヤマナオミ]
1966年、北海道旭川市生まれ。藤女子大学文学部英文学科卒業。テレビ・ラジオの番組制作・取材活動ののち、翻訳をはじめる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

わむう

15
かつて観た映画の原作本。近所に住む変質者に殺されてしまったスージー。死後、天国から家族や犯人の人生を見つめる。スージーが生きていた頃はあまり家族と交流がなかったおばあちゃんがばらばらになりそうな家族に寄り添う姿に心を打たれる。読んだ後は無性にもう一度映画を観たくなりました。2016/12/26

kochi

8
映画を見てピンとこなかったと知人に話したら原作を読むことを勧められ読んでみてやっぱり良かった。が、天国の考え方はやはり日本人には受け入れられないだろう。直線的な時間だから。2010/05/30

ゲシャン

5
もしワタシが死んで幽霊になったとしたら、1週間ぐらいで成仏して意識も何もかも消え去ってしまいたい。本書は惨殺された少女が天国や時には地上から、残された家族や友人、自分を殺した男などを何年にもわたって眺める話。読んでると本書は優しく悲しい話なんだろうって思う。でも、もしもワタシが同じ境遇(幽霊ってこと!)になったら、これは拷問か何かじゃないかって思ってしまうかもしれない。そう感じてしまって楽しめなかった2015/02/17

かーな

4
さすが2002年に世界でいちばん売れた小説  面白くて久しぶりに一気読みしちゃいました2020/10/04

hikarunoir

4
悪は野放し、理不尽な被害に救いもない現実から何を掴み取るか?可能性についてスピリチュアリズムを装った著者なりの答え。昇華。2015/05/27

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