内容説明
ロッキー山脈の麓、孤立した町ドッグヴィル。わずか２２人が貧しい生活を送っている。ある日、ギャングに追われる若い女グレースが町に迷い込み、医師の息子トムのはからいで彼女をかくまうことに。不審がる住人たちがそのために出した条件とは「２週間でグレースが町の全員に気に入られること」というものだった。ラース・フォン・トリアー監督×女優ニコール・キッドマンの衝撃作。
著者等紹介
トリアー，ラース・フォン［トリアー，ラースフォン］［Ｔｒｉｅｒ，Ｌａｒｓ Ｖｏｎ］
映画監督。１９５６年デンマーク生まれ。コペンハーゲン大学、デンマーク映画学校にて映画演出を学ぶ。１９８４年、『エレメント・オブ・クライム』がヒットし、デンマーク映画の牽引役となる。その後『エピデミック』（１９８７年）、『ヨーロッパ』（１９９１年）でもヨーロッパの現代・未来に影を落とし続ける主題を冷徹に扱い、国際的な脚光を浴びる。また１９９４年、１９９７年に製作したテレビ・シリーズ『キングダム』がカルト的人気を博し、デンマークで驚異的ヒット。１９９５年、コペンハーゲンにて、新しい映像活動を提唱する「ドグマ９５」を結成。その方法論を適用し、全編手持ちカメラで撮影した『奇跡の海』がカンヌ国際映画祭で審査員グランプリに輝く。１９９８年、知的障害者を装う集団を描いた『イディオッツ』で賛否両論の大論争を巻き起こし、２０００年『ダンサー・イン・ザ・ダーク』では歌手ビョークを起用し、ミュージカル映画として演出、カンヌ国際映画祭にて最高賞パルムドールを受賞。現在、最も注目を集める映画監督のひとり
小島由記子［コジマユキコ］
翻訳家、作家
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