出版社内容情報
大学中退、就活、社会人としての日々...ストリーマーになるまでの軌跡が凝縮。
ブラックベルトの関の伝説がまた1つここに。
プロゲーマーの頃の日々、ドイツ遠征、普段の生活なども大公開。コラムとして、母との対談も収録。
【本文より】
面白いゲームを誰かとやってみたいと思うのは自然な流れだ。
ある日、友だちのしんやに「Gunz The Duel」を勧めてみた。
「おもしろいからやってみ?」
凄く軽い気持ちで声をかけ、思ったよりもしんやはハマっていった。最初は僕も勧めて正解だったと思っていたが、ハマるのと同時に彼の学業成績はみるみる落ちていった。それだけゲームが面白いということでもあるのだが……元々しんやは成績優秀で偏差値の高い高校に進学できるヤツ。彼自身も「いい高校に入っていい大学に進んで」みたいなビジョンを中学生ながら持っていた。それなのに、だ。
勉強もせず成績もよくない僕がゲームを勧めたせいで、しんやは志望校に行けなくなるかもしれず、しんやの輝かしい未来が崩壊しようとしているのだ。そして僕は思った。
「責任をとろう」
このゲームを勧めた手前、簡単に「もうやめなよ」と言うわけにもいかない。それにゲームにのめりこんだ人間が、「やめろ」と言われたくらいでやめるわけがないというのも分かっていた。誰よりも、僕がそういう人間だから。そこで、僕はしんやを徹底的に潰してやろうと考えたのだ。僕は学校でしんやに声をかけた。
「タイマンをしよう」
もちろんリアルな世界でのタイマンではない。僕が呼び出したのは校舎の裏ではなく「Gunz The Duel」内のとあるフィールドだ(続)
内容説明
23歳の夏、働くのを辞めると宣言した。FPS界の重鎮―StylishNoobの軌跡がここに凝縮。
目次
第1章 リアルトゥオンライン(お前の世界はここじゃない;田舎暮らしも悪くない ほか)
第2章 ブラックベルトは外れない(僕は「社会不適合者」;おでこに貼り付け紙 ほか)
第3章 今日も、ニートです。(大学ドロップアウト;リアル世界の共通項探し ほか)
第4章 プロゲーマー、海外にいく(あの日、あの公園で;海外遠征in Taiwan ほか)
第5章 今日も、感謝します。(テレビに出ちゃっていいんすか?;プロポーズも婚約指輪もないけれど ほか)
著者等紹介
StylishNoob[STYLISHNOOB]
愛知県稲沢市出身の元プロゲーマー、ストリーマーである。ZETA DIVISION所属。主にライブ配信サイトTwitchで配信活動をしており、登録者数は70万人を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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柊
イカまりこ
じーも@この度本屋さんとかを開きました
パウダー
みりん