内容説明
オオカミのジョンとリカの大きな愛情、献身的な子育て、病気との闘い、そして、飼育係との深い絆を描く本当の物語。旭山動物園の獣医師、園長の小菅正夫さんと元飼育係で動物絵本の第一人者・あべ弘士さんによる渾身の感動絵本。
著者等紹介
小菅正夫[コスゲマサオ]
1948年北海道生まれ。旭山動物園に獣医師、園長として勤務
あべ弘士[アベヒロシ]
1948年北海道生まれ。旭山動物園の飼育係から絵本作家に。『あらしのよるに』(講談社)で講談社出版文化賞絵本賞、産経児童出版文化賞JR賞受賞。『ゴリラにっき』(小学館)で小学館児童出版文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ベーグルグル (感想、本登録のみ)
51
旭山動物園のオオカミ夫婦(ジョンとリカ)のお話。オオカミの夫婦、子育てがとても愛情深く、飼育さんに対する思いも義理堅く、人情味に溢れていた。そして最期の時は感涙だった。2021/06/20
とよぽん
32
作者はかつて旭山動物園で獣医師、園長を勤めた小菅正夫さん。絵は、あべ弘士さん。あべさんも旭山動物園で25年間飼育係をしていた。そんな縁でこの絵本が作られたのかと、感慨深いものがあった。ジョンとリカ、オオカミの夫婦の愛情と命を削っての子育て、飼育係への思いが切ない。2020/01/20
Cinejazz
23
〝旭山動物園には「オオカミの森」があります。むかし、動物園には、<ジョン>と<リカ>という、とても仲のよいオオカミの夫婦がいました。ジョンとリカは、いつも寄り添って、昼寝の時には、ジョンがリカのお腹に頭をのせて、スヤスヤと気持ちよさそうに寝息をたてました。そんな仲の良いふたりに、困ったことがおきました・・・〟オオカミの深い愛情、献身的な子育て、病気との闘い、飼育係との絆が描かれた旭山動物園の元獣医師で園長の<小菅正夫>さんと元飼育係で動物絵本作家のあ<あべ弘士>さんによる感動の物語。2025/10/04
ochatomo
21
あべ弘士さんが描かれたもう1つのオオカミ絵本 獣医で旭山動物園長を勤めた小菅正夫さんの文 同園はカナダに生息するシンリンオオカミを飼育する 『ひるねのときは、ジョンがリカのおなかにあたまをのせて、すやすやときもちよさそうにねいきをたてました』 愛情深く相手を思う様子の描写に、「赤ずきん」「三匹の子豚」で恐いイメージだけを持っていたことを後悔してしまう 2009刊2020/01/10
どあら
18
図書館で借りて読了。旭山動物園のオオカミ夫婦のお話なんですが、とても素敵で最期が悲しくてウルウルでした(ToT)2016/12/15




