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溺れゆく者たち

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  • サイズ B6判/ページ数 370p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048970099
  • NDC分類 933
  • Cコード C0397

出版社内容情報

幸福な四十五年間にわたる結婚生活の果てに、妻を手に掛けてしまった七十五歳の老人。なぜ、老人は妻を殺さねばならなかったのか? 若干二十一歳にして世界中を沸かせた俊英が放つ、衝撃のデビュー作。

内容説明

幸福な45年にわたる結婚生活の果てに、妻サラを我が手にかけてしまった75歳の老人ジェームズ。なぜ、彼は妻を殺さねばならなかつたのか?妻を殺した後、ジェームズは一人ソファに座り、遠い過去に思いを巡らせる。50年前へと溯る独白は、時に前後し、時に繰り返され、記憶の回廊をさまよう旅となる。ヴァイオリニストを目指す青年ジェームズと親友のエリツク、公爵家の令嬢エラとその従姉サラ―ベールを剥ぐように次第に浮かび上がるのは、4人の若者の愛と憎しみのドラマであり、封印された痛ましい悲劇だった。弱冠21歳にして世界中を沸かせた、オックスフォード在学の俊英が放つ、重厚にして華麗な衝撃のデビュー作。

著者等紹介

メイソン,リチャード[Mason,Richard]
南アフリカ共和国生まれ。13歳で両親と共に英国に移住し、イートン校に入学。18歳で卒業し、その後1年をチェコで暮らす。そのころから『溺れゆく者たち』の執筆を始め、出版社に持ち込む。何度か突き返されるが、21歳オックスフォード在学中についに認められ、1999年デビュー。またたくまに21ヶ国に版権が売れ、期待の俊英として全世界から注目を集めている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

茶坊主

1
ミステリーを期待したけど恋愛モノに近かった。 海外のものって、やたらアクションか、やたら心理分析に偏るような気がするのは偏見だろうか?2012/06/20

さいじ

0
読後感はトンネル抜けた先の日常は、光があるから救われる。読む間は、ひたすら個室で罪の告白を聞かされる神父になったような気持ち。結末に至るまで予想された世界は、きっと、立場違えば別の視点でも語られるはず。と思う。2015/02/17

聖月

0
〇巻末の訳者あとがきを読んで、自分の勘違いに気付き、合点がいった評者なのであった。物語は老人の回想といったかたちをとっているが、実は過去を振り返っているこの主人公の老人は、21世紀半ばという時点から1990年代の若き自分とその周りのことを回想しているのである。これは、以下の記述を、評者が深く考えもせず読み流したからにほかならない。“部屋の片隅には、いまはつかうこともない、両親から卒業記念に贈られた譜面台がある。その台座に刻まれたわたしのイニシャル。JFKに、一九九四年六月。一九九四年六月-今から五十年も昔2003/04/03

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