光文社文庫<br> 新 世界傑作推理12選

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光文社文庫
新 世界傑作推理12選

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  • サイズ 文庫判/ページ数 386p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784334704735
  • NDC分類 933

内容説明

E・クイーンは1941年いらい、四十余年の長きにわたって「エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン」(EQMM)を編集してきた。その間、掲載された作品は六千余―その膨大な作品群の中から、きびしい選択眼で選び抜いた名品を集めたのが、この本である。文字どおり、世界のミステリー界をリードしてきたEQMM「ベスト・ミステリー決定版」である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

114
今回もまた様々なヴァリエーションを駆使して質のいいミステリを提供している。世界の作家が対象ながら日本人作家の作品が2作も選ばれたことを考えると、日本のミステリも一旦は世界に認められたのだ。しかし現代の日本人作家のミステリが劣るかと思えば、必ずしもそうではない。クイーンのような世界に発信する人物が欠如しているだけなのだ。世界のどこかで本書のようなアンソロジーが編まれるとき、そこに日本人作家の作品が収録され、やがて日本人作家の作品ばかりで編まれたアンソロジーが世界で広まることを夢見て、本書の感想を終えよう。2022/02/03

Inzaghico (Etsuko Oshita)

5
エドワード・D・ホックのレオポルド警部もの「三人レオポルド」は、相変わらず軽快で楽しい。ホックの持ち味を存分に堪能した。 日本からは夏樹静子の「足の裏」と松本清張の「証言」が収録されているが、アメリカ、イギリスの作品と対照的で、実に日本的だ。どちらも、国名を隠しても一発で「日本の作品」とわかる。これ、エラリー・クイーンも読んだのよね。「足の裏」は限りなく平社員に近い中間管理職の悲哀と悲劇が、「証言」は保身のために無辜の市民を罪人にしたこれまた中間管理職の恐るべき運命の展開が、怖いのだ。2019/11/25

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