余計なものもいとおしくて

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余計なものもいとおしくて

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  • サイズ 46判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048969574
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0095

出版社内容情報

【本文より】
仲良かった友達は皆、私立の中学校へ進学。急に一人ぼっちだ。
私の母校の中学校はいくつかの学校が一つに合併した学校であった為、とにかく人が多かった。
人が多ければそれだけ沢山の友達ができると思っていたが、全然上手くいかない。

お昼ご飯は給食ではなく、お弁当であった。小学生の頃の近くの席同士の人と机をくっつけて食事をともにする形式とは違い、お弁当を一緒に食べたいと思う人を誘う形式である。
給食がないことは少し寂しいが、お友達を作るチャンスでもある。
勇気を出して周りの子にオファーをかけるも、「ごめん、無理」とのこと。

明日は明日の風が吹くのだ。また明日誘えば良い。

ある時、「小学生の頃のあだ名」がクラスで話題となり、不意に「あだ名」があるかどうかを問われた。
私はそもそも会話には参加していなく、聞いていただけなので話を振られて嬉しかった。

そして私は小学生の時、仲が良かった子にあだ名を貰っていたのだ。
私は咄嗟に「ななんばって呼ばれてたよ!」と会話に参加できた嬉しさも相まって、よく分からないテンションで答えた。

会話は一瞬静まり、「え、山姥みたい」と誰かの小馬鹿にしたような声が響く。

その発言から私は、何も言葉を発することはできず、友達もろくにできないまま会話は終了した。
それから2週間が経った頃、教室に入ると違和感を抱く。私以外のクラスの女の子の鞄に赤いふわふわの大きなキーホルダーが付いているのだ。
最初はその赤ふわの意味がわからなかったが、男子がそれについて触れる。

一体それは何なんだと。

どうやら話を盗み聞くに、私以外のクラスの女の子全員で懇親会が開かれ、皆でお揃いの赤ふわキーホルダーを買ったとのこと。
なるほど。明日は明日の風は吹かない(続)

内容説明

一人ぼっち、不器用、失敗だらけだけど今日も幸せです。パンチある日常があなたを揺るがす。日常クリエイター岡奈なな子の初エッセイ。

目次

1 プレイリストは不器用に騒ぐ(野良猫も私も生きるのは大変で;ミュータントVS不審者たち ほか)
2 前世は概念ですか?そうですか(どれも私でして;バイトラッシュに祝杯を ほか)
3 岡奈なな子の始まり(遺影代わりの撮影;玄関内の雨 ほか)
4 雨の日にはミルクを飲んで(眠れない日はプレイリストを;メイドバイ・おばあちゃん ほか)
5 どうやら私は大人になってしまった(シナリオ通りの人生は難しい;世界で一つだけの蝶 ほか)

著者等紹介

岡奈なな子[オカナナナコ]
映画と音楽をこよなく愛する女性。築約50年の祖母の家に引っ越し、家族への遺影代わりに動画撮影を始める。昭和レトロな雰囲気を醸しだす、飾らない日常動画が人気を博し、日本を超え海外でも話題となる。現在のYouTubeチャンネル登録者数は50万人超え(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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mukimi

88
amazonお薦めで。youtuber、亡き祖母宅に一人暮らし、映画と洋楽への愛、蝶のタトゥー、ころころ変わる髪型、センスある古着、、彼女のところどころぶっとんだ経歴さえ、判で押した様な「まっとうな人生」を生きてきた私にはとても眩しい。幸せって、自分はこれでいいのだと思えることだと最近思う。私にはずっと自分の物差しがなくて、本当の自分を表出せず、誰しもが良いと認めるものをかき集めてきた。やっぱ自分を認めるのって難しい。彼女も色々な辛酸を舐めてきたのにいつも幸せそうで、これがええねん!という雰囲気、良いな。2022/06/25

たけのこbot

11
素敵なエッセイでした。人間関係って、面倒くさいし難しいイメージだけど、良い人に巡り会えたことだって数えきれないほどある。人間関係をネガティブに捉えがちな自分だが、もう少し良い面にも視点を向けようと思った。あとやはり、外野の声と言うものは、相手の今後の生き方に、良い意味でも悪い意味でも、記憶に刻み込まれ、大きく影響を与えるのだと改めて感じた。特に小中学の頃の記憶は、その人を形成する大きな要素でもある。人間って難しい。生まれて10年少々で集団生活をして他人と関わり、何かを抱えて過ごすんだからな〜。がんばろ。2021/06/06

チワ

7
YouTuberさんのエッセイ。 とても読みやすくて、すっと心に染み込んでくるような文体だった。2022/04/03

バナナフィッシュ。

6
山に住む人間を知らないオオカミのような子供時代だ。土砂降りの日には漏らしてもオッケーで、風呂も全然入らない、そりゃいじめられてもおかしくない。だけど岡奈さんはその忘れ去りたい暗黒時代を包み隠さず明かしてくれる。大人になって、その時代の同級生に会っても自分の意見や感情を振りかざさず相手の幸せを乞い願う。だから彼女が素晴らしい友人に出会い、人間として生きやすいようになっていく過程は他人事ながら良かったと陰ながら安堵した。YouTubeの彼女らの姿が一際輝いて見えること請け合いだ。2021/06/17

4
好きなYouTuberの初エッセイ本!動画で見る彼女はいつも輝いていて、素敵で、そんな彼女からは想像もできない半生が綴られていた。辛かった過去を無かったことにはしないし出来ないから、それでも前に進むしかないから。嫌な人がいる一方で自分を救ってくれるような出会いもある。もっといい面を見て生きていこうと思えた。改めて岡奈ちゃんを応援していきたいと思った…2021/07/03

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