出版社内容情報
東京・渋谷に1986年に開館、2016年に惜しまれつつ閉館した伝説の映画館・シネマライズ。
「単館系」という潮流を造った同館の名物として知られるのが、公開作品ごとに練り上げられたパンフレット。
作品紹介とともに、このパンフレットを彩ったのが、気鋭のケータリングユニット「CUEL」による、
映画をイメージした料理のページでした。
「いまでは当たり前のことだけどね」
と本書の著者の一人である「CUEL」のハギワラトシコが語るように、
今日では、映画館近くのカフェやレストランで、作品にちなんだ料理やカクテルなどを楽しむのは
映画鑑賞に伴う楽しみの一つですが、
そんな流れを作ったのは、紛れもなくこの連載からでした。
本作では、1991年の連載開始から2008年の連載終了までの約17年の中から
現在も視聴できる40数作を中心に、作品と料理を美しい写真と、レシピとともに紹介。
名監督のデビュー間もない作品、現在も支持され続ける名作など、
CINEMAもFOODも楽しめる1冊です。
内容説明
時代の先頭を走り抜けたパンクでエレガントな「映画と料理のコラボ」愛蔵版!
目次
プロスペローの本‐シェイクスピア『テンペスト』より―本の栞に葉っぱのパイと葉脈チョコレート
ポンヌフの恋人―パンの煮こみ(シチュー)
ヨーロッパ―ベルリンすし
エドワード2―デレク・ジャーマン風のワンタンスープ
ハイヒール―情熱のウエヴォス・ア・ラ・ファミリア
イレイザーヘッド・完全版―ドッグロールのランチボックス
ベイビー・オブ・マコン―ボディー・プリン
ディーバ―生玉ねぎのサラダ・ゼノワーズ
アリゾナ・ドリーム―スペアリブのコーラ煮
カウガール・ブルース―コーヒーカップ・コーン・ブレッド〔ほか〕