出版社内容情報
HOMEMADE家族として活躍するサミュエル・サトシ氏が放つ、実話が元となる初の物語。
“インパーソネーター”とは、ある歌手や俳優、コメディアンになりきってパフォーマンスをするエンターテイナーの呼称で、この小説のモデルになった人物は、マイケル・ジャクソン本人に「Excellent!」と言わしめた程のクオリティを誇っていた。だが突き詰めれば突き詰めるほど次第に評価は“自分”にはなく、“マイケル”であるという動かしがたい事実が立ちはだかり、似せれば似せるほど、あくまでも「模倣品」とされ、その狭間で彼は苦しむことになる。マイケルに夢中になることで得た沢山の仲間と心を通わせ合いながらも、すれ違いや悲しい別れなど、主人公を取り巻く環境は激しく変化していく。自己とはなんなのか? 芸術とは? 友情とは? そして2009年6月25日、絶対的な存在であったマイケルの死を迎え、 “インパーソネーター”が最後に導き出した答えとは……。
ページ数含む商品情報は仮の物となります。
内容説明
マイケル・ジャクソンの「インパーソネーター(=究極のモノマネ)」として過ごす尾藤一斗(びとう・いっと)。同じ志を持つ仲間たちと出会い、不器用に、情熱に満ちた青春時代を駆け抜ける。たゆまぬ努力で得た圧倒的な再現力で、ついには、マイケル・ジャクソン本人の前でパフォーマンスを披露し、「Excellent」と言われる。徹底的にマイケル・ジャクソンに近づこうとする主人公。しかし、評価は常に“自分”にはなく“マイケル”にある。自己とはなんなのか?そして絶対的な存在であったマイケルの死を迎え、「インパーソネーター」が最後に導き出した答えとは…。
著者等紹介
サミュエル・サトシ[サミュエルサトシ]
1977年シカゴ生まれ。南山大学在学中に結成したヒップホップ・グループ「HOME MADE 家族」のラッパーKUROとして、20年以上のキャリアを持つミュージシャン。幼少期にアメリカで本場の音楽に囲まれて過ごしたことが原体験となり、ブラック・ミュージックにのめり込む。近年は書評サイトでの音楽コラムの連載など、音楽活動と並行しての文筆活動でも注目を集めている。『マン・イン・ザ・ミラー―「僕」はマイケル・ジャクソンに殺された』は初の小説となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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拓海
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