おいしい料理は、すべて旅から教わった

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おいしい料理は、すべて旅から教わった

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048962315
  • NDC分類 383.8
  • Cコード C0077

出版社内容情報

1/12「世界一受けたい授業」(日本テレビ系)で取り上げられ、大反響!荻野恭子さんは、興味のある料理を見つけると、ネットなどの情報に頼らず、料理は「現地まで食べに行き、教わる」派。

64歳になった最近も、魚醤の原産地作業場を見るために、カンボジアに一人旅してきたばかり。今まで訪れた国は60カ国に上ります。
しかも季節を変えて同じ場所を何回も訪れ、その季節の旬のものを食べ、現地の主婦に、家庭料理を教わるそう。
そうして教わった料理を、みんなに作りやすいレシピを再構築し、現地での体験とともに伝えてくれる料理教室は、大人気。
現在も、予約のとれない料理教室として有名で、料理編集者や料理家もこぞって通っているのです。

こうして荻野さんが食をめぐる旅を続け、気がついたのは「料理がその場所で根付いているのには、必ず理由がある」ということ。
たとえば世界中に餃子、または餃子のような料理があって、それは大陸のために近隣の国に伝わり、それがまた伝わり……というようなことです。
このような食文化を知るため、荻野さんはいまも旅を続けているのです。
本書では、荻野さんが世界中を旅して探究した食文化の解説や、現地のお母さんから学んだ暮らしの知恵を生き生きとした文章でつづっています。
また、日本の材料で作れる世界の料理レシピも多数掲載。読むだけで世界中を旅している気分になれる、食文化エッセイです。
荻野さんを尊敬してやまない人気料理研究家のコウケンテツさんとの旅対談、荻野さんの料理教室にも通うツレヅレハナコさんへの料理教室も掲載しています。

<この本の特徴>
○食の知識ゼロでも読めるよう、わかりやすい言葉で世界の料理について解説しています
○日本にいながらにして作れる世界の料理レシピを掲載しています
○写真も多数掲載しているので、現地の様子が楽しめます

1章 ロシアのバーブシカに学ぶ
2章 何もない暮らしから学ぶ
3章 トルコ、スルタンの味を求めて
4章 三大穀物をめぐる旅
5章 世界中で食べ歩き

コラム
コウケンテツさんをロシア料理でおもてなし
ツレヅレハナコさんへの世界の料理教室
世界のお土産


荻野 恭子[オギノ キョウコ]
著・文・その他

内容説明

トルコの渦巻きパイ、チベットの餃子、モンゴルの塩入りミルクティ…。世界60カ国、読んで味わう食文化エッセイ!世界のおかあさんに教わったレシピ、ツレヅレハナコさんへの料理教室も収録。コウケンテツさんとの旅談義も!

目次

1 ロシアのバーブシィカに学ぶ(ロシア料理との出合い;旅をしながら、料理を実地体験 ほか)
2 何もない暮らしに教えられて(モンゴル;北インド ほか)
3 トルコ、スルタンの味を求めて(マントゥを習いに、トルコへ;トルコ料理は世界三大料理のひとつ ほか)
4 三大穀物を巡る旅(イラン;中央アジア ほか)
5 世界中で食べ歩き(中国;フランス ほか)
旅から持ち帰ったレシピ

著者等紹介

荻野恭子[オギノキョウコ]
東京・浅草生まれ。料理研究家。栄養士。父が飲食店を経営していたため、子どもの頃より食に興味を持つ。各種の料理学校で世界の料理を学ぶ。ロシアをはじめ、トルコ、中国、東南アジア、モロッコなど、これまでに訪ねた国は60カ国にもおよび、現地の主婦やレストランのシェフに料理を習い、食文化の研究を続けている。世界の料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」を主宰し、TVの料理番組や雑誌でも活躍中。料理学校の講師や講演なども手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネムコ

31
好き嫌いはない方だと思っていたが、外国料理だとまた話が別で、あまり食べてみたいと思う料理はなかったのが残念。「料理はその土地の気候風土から、文化・宗教まで関わったもの。実際にそこへ行って、風に吹かれてみるのが大事」がモットーの萩野先生の、食の世界漫遊記。日本から出たことのない私にはこんな冒険は無理だけど、相手の目線になってみることの重要さは学べた気がする。2019/04/20

18
ビーツは食べる輸血と呼ばれ、朝食べれば便秘にならず滋養強壮長生きばっちり。輸血袋思い出すからやめて。でもウォッカ飲んだら相殺されてダメだと思う。ロシア餃子のペリメニの型はたこ焼き器みたいになってて、上で生地をのばす。…これ、でっかく広げてコップで型抜きしたほうが早くない??サマルカンドの餃子のチュチュバラは耳餃子でかわいい。モンゴルでは「あなたに羊をあげます」「ホーミーちゃんて名付ける!!かわいい」ある日ホーミーちゃんがいなくなって、必死に探してたら「あなたのお腹の中ですよ」と答えられた話。ソーシュール。2019/02/02

カタコッタ

14
テレビに出られている料理の先生方は全員大好きです。特に荻野恭子先生は世界中を旅した別格な料理家で、作られた料理ばかりでなく、おおらかな指導がホッコリとして大好きです。単なる料理レシピではなく、どのようにして料理家荻野恭子さんが出来上がったかを知る事が出来ました。旅する目的に美味しいモノを食べる事がありますが、家庭料理くらい食べて嬉しい物は無い。改めて家庭の味を大切にしようと思う主婦歴34年の私であります。2019/04/19

Toshi

13
料理研究家、荻野恭子が世界を旅し、一般家庭を訪問、ともに暮らし、お母さんと一緒に料理をし、食べた記録。タイトルどおりの内容の本である。写真も豊富で、巻末には一部レシピも。著者ほど胃腸に自信はないが、こういう旅をしてみたい。2023/04/27

ソバージュ

10
ロシア料理本で名前を知ったのだが、荻野さんは44年間で60ヵ国旅され、モンゴルの遊牧民やインドの山岳地帯などでもホームステイして料理を習われたそうで、大変興味深く読んだ。初めての海外旅行でツアコンに「土地の料理を吐くほど食べなさい。」と教えられ、いつの間にか偏食がすっかり直ったものだが、世界にはまだまだ沢山美味しい料理があるようで、現地の風にふかれ続けたいと切に思いました。2019/02/26

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