- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 日本文学
- > メディアワークス文庫
出版社内容情報
悩める背中をそっと押してくれる、モフモフあったかい救いの手。 思い出を残して故郷を旅立ち、別々の地で別々の人生を歩み始めた元幼馴染みたち。
仕事に、家庭に、恋に悩んで立ち止まってしまった彼らのもとへ、あるとき白くてでっかいお友達があらわれた。
のんびり屋で天然で、空気の読めない喋るシロクマに、最初は驚き困惑していた彼ら。けれど、不思議と懐かしい温かさを感じるその振る舞いに、いつのまにか背中をそっと押されていることに気がついた。
やがて、思い出の中に置いてきたシロクマ係長の正体と、“友達”の切ない想いが明らかに――?
鈴森 丹子[スズモリ アカネ]
著・文・その他
梨々子[リリコ]
イラスト
内容説明
思い出を残して故郷を旅立ち、別々の地で別々の人生を歩み始めた幼馴染みたち。仕事に、家庭に、恋に悩んで立ち止まってしまった彼らのもとへ、あるとき白くてでっかいお友達があらわれた。のんびり屋で天然で、空気の読めない喋るシロクマに、最初は驚き困惑していた彼ら。けれど、不思議と懐かしい温かさを感じるその振る舞いに、いつのまにか背中をそっと押されていることに気がついた。やがて、思い出の中に置いてきたシロクマ係長の正体と、切ない想いが明らかに―?
著者等紹介
鈴森丹子[スズモリアカネ]
第22回電撃小説大賞に応募した短編を加筆改稿した「おかえりの神様」で2016年にデビュ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
67
表紙が気になってて。サクッと読めてほっこりしました。幼なじみ四人のもとに、順繰りにシロクマ係長がやってくる。何をしてくれるわけでもないけど、みんなの心をほぐしてくれる。そのシロクマ係長の正体は。。。ファンタジーですから。2020/01/05
ami*15
52
アニメのキャラのはずだったシロクマ係長が悩みのある大人の前に現れ、優しく後押しをしてくれる。この物語は「ファンタジー」だけど、かつて子供だった大人に向けたファンタジーといった印象でした。仕事の話とかも多かったので今の私にはわかりにくい点も何ヶ所かあった一方、「昔好きだったものを今改めて見てみると昔とは違う見方や感じ方ができて面白い」といった部分は凄くわかりました。もし自分の前にシロクマ係長が現れたら正直うんざりすると思うけど、彼は今の私に何を教えてくれるのか優しいシロクマにちょっと出会いたい気もしました。2018/09/05
佐島楓
46
優しいお話、という以上の感想が書けない。2018/06/25
うまる
38
学生生活が終わり、世の中に放出されてから感じる漠然とした不安や、思い描いていた社会人と違うという葛藤の中、迷いながら頑張る若者を応援するシロクマ係長がとてもかわいいです。悩みはリアルだけど、とてもほっこりしました。作中の描写では、リアルなシロクマという事なので、突然家に来られた人からしたら全然ほっこりじゃないと思うけど(笑) ある秘密に気付いたとしても、ミステリじゃないから良いんです!わかっていてもラストパートは素敵な奇跡でした。2021/10/29
み
26
さくさくと♪シロクマ係長にほっこり(^^)山の神様の登場でニマニマ。この作家さんの作品は温かいです。とても好き。2020/01/22