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出版社内容情報
霧の街・釧路の幣舞橋を少しこえた先に、その宿はある。紺と白、二色の暖簾がゆれる古民家風の《旅籠屋あのこの》。この宿のモットーは「どんな客人も、来るもの拒まず」。そこは死者も生者も訪れる、“あの世”と“この世”を結ぶ宿だった――。
ひょんなことからここの新米従業員となった丸子のもとに、なにやら“ワケあり”な客人がやってきて……。料理番の南郷さん、神出鬼没な宿の主・紫鶴。ちょっぴり変わった面々と、不思議なお客が集う宿で、今日も素敵なドラマが始まります。
内容説明
霧の街・釧路の幣舞橋をこえた少し先に、その宿はある。紺と白、二色の暖簾がゆれる古民家風の“旅籠屋あのこの”。この宿のモットーは「どんな客人も、来るもの拒まず」。そこは、死者も生者も訪れる、“あの世”と“この世”を結ぶ宿だった―。ひょんなことでここの新米従業員となった丸子のもとに、なにやら“ワケあり”な客人がやってきて…。料理番の南郷、神出鬼没な宿の主・紫鶴といった変わり者と、不思議なお客が集う宿で、今日も素敵なドラマが始まります。
著者等紹介
岬[ミサキ]
『お女ヤン!!』で第4回魔法のiらんど大賞“大賞”受賞。コミック化もされ、シリーズ累計55万部超の大ヒットとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
スズ
54
霧に覆われた釧路の片隅で営業する宿屋。「この世」の客が潜る白暖簾、「あの世」の客が潜る紺暖簾の二つの暖簾がたなびく生者と死者が心残りをなくすために訪れる宿屋を舞台にした、苦い後悔の冷たさと温かい人情が同居した不思議な作品。様々な後悔を抱えて訪れる死者と、大切な人へ想いを告げられなかった事を悔やみ続ける生者のお客達に真正面に向かい合い過ぎて心が軋みそうになりながらも、懸命に彼らの悔いを晴らすために奔走する新米仲居の丸子の頑張りが良かった。4話の短編形式で、次の客はどの暖簾を潜るのか楽しみにしながら読めました2019/03/16
hirune
43
【Kindle】旅館でもなくホテルでもなく、旅籠屋😄レトロですね!この世に未練を残した方々も訪れるのだから、やはり切なさは漂ってますね。宿の主や従業員たちは個性的で明るいので、暗い話ではないですけど。(ちびではない)丸子ちゃんはちょっとやり過ぎなくらい一生懸命で少し心配になるほどだけど好感が持てました。宿の仕事やお客の面倒をみるのに忙殺されてるけど、もう絵は描かないのかしら?そして北海道で女の子が物置に寝泊まりとかはどうなんだろう?セントラルヒーティングで暖かいのかなぁ🤔2020/08/04
ぐっち
27
あの世からもこの世からもお客がやってくる、釧路の宿。高校生カップルの話が切ない。続きもあるなら読もうかな?2018/01/08
coco夏ko10角
21
あの世とこの世を結ぶ宿、そこにやって来るお客さん…。高校生カップルのお話が特によかった。2018/09/06
悠
13
旅籠屋あのこの うん!面白かった あの世とこの世を結ぶ宿。様々な想いを抱えたお客様が訪れます。 優しいお話 丸子ちゃんの三白眼が見てみたい笑 紫鶴さんミステリアスで良いキャラです 看板猫のヨイチ…三つ子ちゃんも会ってみたい。 舞台は北海道釧路…本当に宿があるなら行ってみたい! 不思議だけど優しいお話でした。2024/05/23




