メディアワークス文庫<br> おとなりの晴明さん―陰陽師は左京区にいる

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メディアワークス文庫
おとなりの晴明さん―陰陽師は左京区にいる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 242p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048934640
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

 一家で京都に引っ越してきた女子高生・桃花。隣に住んでいたのは、琥珀の髪と瞳をもつ青年・晴明さんだった。
 不思議な術で桃花の猫を助けてくれた晴明さんの正体は歴史に名を残す陰陽師・安倍晴明その人。晴明さんと桃花の前に現れるのは、優しい鬼や京都の街を守る平安京サル会議、美の御利益をもたらす女神様。晴明さんは、いつも憂鬱そうな顔で、けれど軽やかに不思議な世界の住人たちの願いを叶えていく。
 そして現世での案内係に任命された桃花も、晴明さんの術で思わぬ姿に変身して――。
 悠久の古都・京都で紡ぐ、優しいあやかしファンタジー。

内容説明

一家で京都に引っ越してきた女子高生・桃花。隣に住んでいたのは、琥珀の髪と瞳をもつ青年・晴明さんだった。不思議な術で桃花の猫を助けてくれた晴明さんの正体は歴史に名を残す陰陽師・安倍晴明その人。晴明さんと桃花の前に現れるのは、優しい鬼や京都の街を守る平安京サル会議、美の御利益をもたらす女神様。晴明さんは、いつも憂鬱そうな顔で、けれど軽やかに不思議な世界の住人たちの願いを叶えていく―。悠久の古都・京都で紡ぐ、優しいあやかしファンタジー。

著者等紹介

仲町六絵[ナカマチロクエ]
2010年『典医の女房』で、短編ながら第17回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”を受賞。受賞作を大幅加筆した『霧こそ闇の』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

カメ吉

77
この作品は予想以上に面白かった。京都のガイド的な読み方をしても面白いのでは?短編5作ですがどれもユーモアあり歴史の勉強もありで楽しい作品ばかり。第二話に登場の篁卿と時子は『からくさ図書館』シリーズをすでに継続中なんですね。ぜひそのシリーズも読んでみたいです。最後に本作品のヒロイン桃花の一家は引っ越し前の住み家は私の地元なんでビックリでした。2017/12/11

スズ

67
大津市から京都に引っ越した女子高生の桃花は、飼い猫を隣家に暮らす晴明という青年に救出して貰って以降、縁あって家庭教師と生徒という関係に。だが、晴明の正体は閻魔庁第三位の冥官にして、平安時代の大陰陽師安倍晴明その人で…。『からくさ図書館の来客簿』とかなり濃くリンクしており、小野篁が掌に生み出した瀟洒な煉瓦造りのからくさ図書館の外観に歓声を上げたり、可愛らしい仕草が多い時子の可愛さにメロメロになったり、茜の店のかんざしを褒めまくったりと、感情表現豊かな桃花と聡明だが世間知らずの晴明の二人が大好きになりました。2018/10/13

62
滋賀から京都に引っ越してきたリボンが大好きな女の子と、陰陽師。 この類の話は好きじゃない… パラ読み。2019/04/05

アン

56
『からくさ図書館来客簿』の関連作。『からくさ~』は未読ですが大丈夫でした。一家で京都に越してきた高校生の桃花。お隣に住むのは本物の阿倍晴明。冥府の冥官として現世と冥府を行き来する。浮世離れした晴明さんと今時の普通の高校生の桃花の会話も楽しい。だんだん桃花の態度が気安くなっていくがそれはお互いに距離が縮まってる感じで微笑ましい。彼らの前に現れる問題もみな優しい話で読みやすかった。「お猿前線異常なし」のお猿さんたちが可愛いかったな。続編も読みたいと思います。2018/12/06

真理そら

53
現代の京都・左京区に住んでいる晴明さんの隣に引っ越してきた女子高生・桃花の視点で話が進んで行く。桃花の家の猫を(桃花の夢の中に登場して)助けてくれたり優しい面もある晴明さんだけれど、物憂い雰囲気で少し底意地の悪い面もある。桃花がかなりオクテだからか晴明さんのイケメン設定が全く意味がないのがおもしろい。からくさ図書館の登場人物も登場してゆるゆると話が進むファンタジー。2022/04/16

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