電撃文庫<br> 狼と羊皮紙〈3〉―新説 狼と香辛料

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電撃文庫
狼と羊皮紙〈3〉―新説 狼と香辛料

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  • サイズ 文庫判/ページ数 344p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048933384
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

 聖職者志望の青年コルの旅の連れは、「お嫁さんにしてほしい」と迫ってくる賢狼の娘ミューリ。海賊の島から出た二人は、嵐に巻き込まれウィンフィール王国の港町デザレフにたどり着く。
 教会が機能していないその町で、コルは「薄明の枢機卿」と呼ばれ、まるで救世主のような扱いを受けることに。
 そしてコルはミューリの求愛に向きあうべく、自らを「兄様」と呼ぶことを禁止し、関係を変化させようとするのだった。
 そんなコルたちの前に、イレニアと名乗る商人の娘が現れる。彼女はなんと羊の化身であり、“ある大きな計画”に協力してほしいと持ちかけてきて――?

内容説明

聖職者志望の青年コルの旅の連れは、「お嫁さんにしてほしい」と迫ってくる賢狼の娘ミューリ。海賊の島から出た二人は、嵐に巻き込まれウィンフィール王国の港町デザレフにたどり着く。教会が機能していないその町で、コルは「薄明の枢機卿」と呼ばれ、まるで救世主のような扱いを受けることに。そしてコルはミューリの求愛に向きあうべく、自らを「兄様」と呼ぶことを禁止し、関係を変化させようとするのだった。そんなコルたちの前に、イレニアと名乗る商人の娘が現れる。彼女はなんと羊の化身であり、“ある大きな計画”に協力してほしいと持ちかけてきて―?

著者等紹介

支倉凍砂[ハセクライスナ]
1982年12月27日生まれ。第12回電撃小説大賞“銀賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本

117
羊皮紙シリーズ3巻目。ロレンスとホロ達の旅の軌跡が垣間見える度に懐かしさを覚える。新大陸の話が出てきたり、少しづつ真相が明らかになってきた三巻。しかしオータムが百年を費やすほどの足跡を残した熊って一体…2018/07/20

ひめありす@灯れ松明の火

57
恋と信仰を巡る、兄妹以上恋人未満の二人の冒険は北方島嶼を経て港町へ。商業地故に賑やかで、やっとミューリも元気を取り戻してくれたみたい。やっぱり狼と香辛料はこうじゃなくちゃ!という賑やかさにホッとしました。前シリーズからの因縁もちらほら見えてきた所で、羊娘も再登場。この憐れな髪の仔はどうやら一筋縄じゃないみたい。ミューリやホロがそこを永住の地として選ぶ事はないと思うけれど、ロレンスが選んだあの解答もまたこれに近しいものがある。という事は、二人の邂逅もあり得るのかも。後、その栗が食べてみたいんですけれど……!2018/03/31

まりも

50
ウィンフール王国の港町を舞台にした第三弾。教会が機能していない街で、羊の化身イレニアと出会う話。ミューリの求愛に応えるための変化、そして聖職者としての変化。少しずつだけど確実に変化し、成長している事がよく分かる内容になってましたね。シリーズ開始当初はまさかコルが2つ名を貰うことになるとは思いもしなかったけど、これまでの彼の頑張りを見てると周囲からの期待を集めるのも納得できるし、応援したくもなる。月を狩る熊の存在、新大陸の存在とシリーズの肝となる部分も出てきたし、これからがますます楽しみです。次巻も期待。2017/09/10

た〜

46
まだだ。聖職者見習いの主人公力も狼娘のヒロイン力も元行商人と賢狼の夫婦(もしくはバカップル)のそれに及んでいない。それでも本気で死にそうになったり陰謀激しく渦巻いたりと話はだいぶ盛り上がってきた。月を狩る熊は噂話だけでなく御本尊が登場するのだろうか?2017/09/13

よっち

43
海賊の島から出たコルとミューリは、嵐に巻き込まれウィンフィール王国の港町デザレフにたどり着く。教会が機能していないその町で、羊の化身でイレニアと名乗る商人の娘が現れる第三弾。町で救世主のような扱いを受けたりミューリとの関係も少しずつ変わる中、イレニアの計画や教会への徴税に巻き込まれていく二人。何事も誠実に対応しようとするコルですけど、一方で優れた洞察力から現実的な選択ができるのも良いところで、こういう緊迫感のある展開は面白いですね。いろいろ背景や重要なキーワードが出てきて、今後が楽しみになってきました。 2017/09/11

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