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出版社内容情報
第23回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞作 待望の続編!
火事で家が燃え、嗄井戸が住む銀塩荘の一階に引っ越した奈緒崎は、嗄井戸の部屋に入り浸る日々を過ごしていた。
夏休みが終わり、大学に赴いた奈緒崎は同級生にかけられた『スタンド・バイ・ミー』窃盗容疑を晴らすため、嗄井戸のもとへ向かうが――。
実力派女優の家に残されたピンク色の足跡、中古ビデオ屋の査定リストに潜む謎……圧倒的な映画知識で不可解な事件を解決してみせる引きこもりの秀才・嗄井戸。その謎解きの中には彼自身の過去が隠されていて――?!
内容説明
火事で家が燃え、嗄井戸が住む銀塩荘の一階に引っ越した奈緒崎は、嗄井戸の部屋に入り浸る日々を過ごしていた。夏休みが終わり、大学に赴いた奈緒崎は同級生にかけられた『スタンド・バイ・ミー』窃盗容疑を晴らすため、嗄井戸のもとへ向かうが―。実力派女優の家に残されたピンク色の足跡、中古ビデオ屋の査定リストに潜む謎…圧倒的な映画知識で不可解な事件を解決してみせる引きこもりの秀才・嗄井戸。その謎解きの中には彼自身の過去が隠されていて―?!
著者等紹介
斜線堂有紀[シャセンドウユウキ]
第23回電撃小説大賞で“メディアワークス文庫賞”を受賞。受賞作『キネマ探偵カレイドミステリー』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nobby
129
あとがきで作者自ら「起承転結なら承にあたる」と語る2巻目は、平穏な展開にクスッと笑える3人のやり取りを軽く楽しめる一冊。各章サブタイトルな映画は『スタンド・バイ・ミー』『アーティスト』『バクダッド・カフェ』。そこに加わるチャップリン逸話からのハートフルな話もいい。ストーリーと重なりながら、VHS・DVD・Blu-ray等機器による違い、ディレクターズカット、ルートメニューからの隠しコマンドなどの薀蓄語られるのにニヤリとさせられ面白い。ラストで密かに急展開な不吉な映像の意味は!?まさしく“転”な続編を待つ!2017/11/29
吉田あや
80
「スタンド・バイ・ミー」で幕開けとなる第二巻。大好きなデヴィッド・リンチの話も出てきたりで最高の再演のスタート!トラウマから家の外に出られない嗄井戸くんと友人・奈緒崎くん、まだまだ謎多きかわいい女子高生フリーエージェント束ちゃんの連携プレーもパワーアップした今作。大好きな「ライムライト」や「バグダッド・カフェ」が出てきて嬉しかったな~♡作品の豆知識が補完できるところも本当に楽しい。そして嗄井戸くんの悲しいトラウマに迫る話に続きそうなラスト。もうすぐの新作が待ち遠しい!2018/03/10
papako
69
続けて。お、なんかちょっと楽しくなったし、読みやすくなった。謎の度合いも落ち着いたし、映画との関連も強くなった。主人公達のキャラも安定して、かけあいもいい感じ。束さん、依頼引き受けといて、全部丸投げですよね!下北沢の実在のお店とか出てくるから行ってみたくなった。『こいぬの木』見に行こうかしら。ちょうど吉祥寺に1週間通うしな。さてさてラストの衝撃から次はどんな展開?次にセールになったら読もうかな。2018/12/07
かさお
47
面白かった❗読めば映画が観たくなるサクサク読めるミステリー✨引きこもりの映画マニアの探偵との会話やバディ感が好み。ニマニマしながら読了。映画にまつわる雑学も初めて知る事が多くあっという間に読めてしまった。文章のテンポもすこぶる良い。もっとクセのある作家さんと思ってたわ✨しかし私のあるあるで、実はこれ2作目みたい😹それでも十分楽しめた。1作目を早く読まなくては(笑)2023/01/27
さっちゃん
45
シリーズ第2作。前作で家を失い嗄井戸の階下に住むことになった奈緒崎。二人はケンカしながらも着実に友情を育んでいる。今回は奈緒崎の友人が泥棒の嫌疑をかけられた謎、舞台女優から束が依頼された不可解な足跡の謎、大量に買い取られた遺品のDVDに紛れ込んだ価値ある品の謎の三話。相変わらず登場する映画の大半は未視聴だけど(観たことのある映画が出ると嬉しい)、ネタバレしないように内容をふんわり説明してくれるのでありがたい。ラストがかなり不穏な終わり方。次作では嗄井戸姉弟を襲った悲劇に何らかの決着がつくのだろうか?2025/05/01
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