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出版社内容情報
世にニ十冊しか存在しない奇書『眼球蠱聞』。その物語をなぞるかのように、博多区連続通り魔事件が発生する。
捜査官の花霞紅莉は、見た目は小柄な新人刑事ながら、他人の仕草から嘘を見抜く能力があった。コンビを組む、切れ者ながら昼行灯の捌津茅晋助と容疑者である高校生の自宅を訪れると、事件の鍵を握ると思われる『眼球蠱聞』と大量の人形を発見する。
事件の真相に迫る二人は、日本庭園「仙願亭」に潜む、人形に纏わる怪異に蝕まれて行き……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
53
グロい。昔の怪奇映画を観ているような気分になる。嫌だなあ、だけどどこか惹かれる。2017/08/03
スズ
35
盲人の人形に抉った眼球を奉じる『眼球蟲聞』という本を模倣した殺人事件が相次ぎ、人の仕草や表情から嘘を看破する人間嘘発見器の女刑事花霞紅莉は容疑者の自宅を捜索するが、クローゼットの奥にひっそりと置かれた眼球のない人形を発見して以降、刺すような視線と無性に眼球を抉りたい衝動に襲われてしまい…。仙願庵という明媚な日本庭園を擁する屋敷に潜む人形と眼球の怪異の謎が事件に関与しているとして調査に挑む紅莉でしたが、日数が経つ毎に眼球を抉り出そうとする衝動に耐える姿が凄絶。今日は絶対に背後を振り返る事はしないでおきます。2017/10/31
ettyan えっちゃん
8
雰囲気はいいんですが、メディアワーク文庫はおじさんが読む本じゃなかったかな~と2024/11/04
Fuちゃん
5
一気読みしました! この小説は古本市で100円で売られているところを見つけ、 買ってみたのですが、とんだ掘り出し物でした! 怪異を題材にしているので、もちろん怖かったですが良かったです。同じ作者さんの他の小説も読んでみたいと思いました!おすすめです!2022/08/23
びゃく
3
図書館2017/11/05