メディアワークス文庫 明日から本気出す人たち

中村 一【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2017/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 285p／高さ 15cm
• 商品コード 9784048932912
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

　さっぱり売れない地下アイドル、残業ばかりの契約社員、引きこもりの大学生、借金を恋人に隠す中間管理職――
「あなた、あまり幸せそうではありませんね」
　彼らの前に現れたのは、未来予報士と名乗る黒ずくめの怪しい男。彼は独自の観測によるちょっとうさんくさい未来予報をもとに、依頼者の心を少しだけ動かして、新たな一歩を踏み出すための道しるべを示します。
　今日とは少し違う明日にしたいあなたに贈る物語。

内容説明

さっぱり売れない地下アイドル、残業ばかりの契約社員、引きこもりの大学生、借金を恋人に隠す中間管理職―「あなた、あまり幸せそうではありませんね」彼らの前に現れたのは、未来予報士と名乗る黒ずくめの怪しい男。彼は独自の観測によるちょっとうさんくさい未来予報をもとに、依頼者の心を少しだけ動かして、新たな一歩を踏み出すための道しるべを示します。今日とは少し違う明日にしたいあなたに贈る物語。

著者等紹介

中村一［ナカムラハジメ］
第１５回電撃小説大賞応募をきっかけに、２０１０年にデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[itica]

現状に不満を持っている人は沢山いるだろう。あの時、勇気を出して一歩を踏み出していれば、と後悔している人も。夢を諦めて働いているが気持ちが限界に近付いてる女性、自信喪失で引きこもりになってしまった大学生、世間を欺きながら自分を偽りながら未来を信じて頑張っている人の挫折。そんな苦悩する人の前に現れた「未来予報士」と名乗る人物が自分に向き合う勇気をくれた。背中を押してくれた。そんな話。普段は読まないような息子の本だが、本当に未来を予想してくれる「未来予報士」がいたらいいな、会いたいなって思った。

2018/10/28

[アカミネ]

タイトル負けな気がします。読みやすいけど予想を超えない淡白な人達と出来事。個人的には、ガチな本気は“明日”じゃなくて“今”から出すもんだと思いますね

2020/03/01

[そらまる]

今の自分の姿に満足出来ずもやもやして生きているけど、どうしたらいいか分からない人に向けて"未来予報士"が未来を予測してくれる。たとえその未来が明るくないとしても自分で判断し行動することに意味があり、その後道が開けると後押しをしてくれる作品です。何か変わるきっかけを教えて欲しい人、ちょっと違う明日を送りたい人におすすめです。

2019/04/29

[あや]

短編かと思いきや、最後には全てがつながっている。 未来予報士の予報に背中を押された人たちの物語。 自分さえ我慢すればという考えに共感できてしまうため、未来予報士の予報にここまで素直になれるかなと思いながら読了。 頑張ることも大切だけど、自分を守ることも大切ですよね。

2018/05/04

[香堂満月]

明日から本気出すって呪いの言葉じゃ……いや人によるか(笑)でも、本気で明日から本気出すって思えたら明日が楽しみでワクワクしそう。 とりあえず明日から本気だそっかな。

2017/09/12