- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > ティーンズ・ファンタジー
- > 電撃文庫
出版社内容情報
邪神カダッシュをこの世に降臨させ、全土統一をもくろんだランドール王国。しかしその野望は達成寸前で六人の英雄によって阻まれた。
戦後、現状を探るべくランドールに赴いた英雄の一人<竜戦士>ギュネイ。そこで彼が目にしたのは、戦勝国による容赦ない略奪、狼藉や身勝手な戦後処理によって荒廃する国土と苦しむ民衆の姿だった。
見かねて手助けしてしまったギュネイは、うっかり救世主、＜黒狼の騎士＞として名を馳せてしまう。意外としたたかなランドールの姫や、かつて刃を交えた仇敵と正体を隠しながら共闘するのも一苦労、そして対する敵は以前は肩を並べて戦った戦友で？
英雄による邪神王国復興物語、開幕！
内容説明
邪神カダッシュをこの世に降臨させ、全土統一をもくろんだランドール王国。しかしその野望は達成寸前で六人の英雄によって阻まれた。戦後、現状を探るべくランドールに赴いた英雄の一人“竜戦士”ギュネイ。そこで彼が目にしたのは、戦勝国による容赦ない略奪、狼藉によって荒廃する国土と苦しむ民衆の姿だった。見かねて手助けしたギュネイは、うっかり救世主として名を馳せてしまう。意外としたたかなランドールの姫や、かつて刃を交えた仇敵と正体を隠しながら共闘するのも一苦労、そして対する敵は以前は肩を並べて戦った戦友で？英雄による邪神王国復興物語、開幕！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まりも
39
ランドール王国の野望を阻んだ英雄の1人がある事をきっかけに、王国の救世主となる物語。成る程、今度はこう来ましたか。かつての敵は今日の仲間、かつての仲間が今日の敵。戦勝国による容赦の無い略奪を目にしたことで葛藤しながらも民を救い救世主として巻き込まれる主人公ギュネイ。強かな盲目の王女ミネルバや、彼の監視役ディドーといった個性的な面子達が織りなす物語は中々に読み応えがあり、意外性もあってとても良かったです。このままだと初恋の王女とかつての仲間達と戦う事になりそうだけど果たしてどうなるのか。次巻が楽しみです。2017/07/09
よっち
33
邪神カを降臨させたランドール王国の野望を挫いた六人の英雄の一人・ギュネイ。平凡なその後の人生を選ぼうとしていた彼が、ふとしたきっかけから王国の現状を探るうちに、窮状を見捨てられず巻き込まれてゆく物語。戦勝国による身勝手な戦後処理で荒廃する国土と苦しむ民衆の姿に疑念を覚えてゆくギュネイ。苦悩しながらも巻き込まれ続けて救世主に登りつめてゆく彼と、したたかな王女ミネルバや彼を監視するディドー、初恋の王女といったヒロインをうまく絡めて物語を盛り上げてほしいですね。思わぬ方向へ向かう今後が楽しみな新シリーズです。 2017/07/08
ナギ
25
タイトルとは少し違うような感じも受けましたが、主人公の芯の太さみたいなものが少し欠けているのか流されてしまいますね。最終的には作者さんの思ってるようにやれている感は出ていましたし。2021/03/15
ラル
22
めっちゃ面白ぇー！！めっちゃ面白いよー！！タイトルと帯の軽さに騙されないで！この面白さは紛れもなく杉原先生の作品だ！(当たり前)確かにタイトル通りなんだけど、所々軽いノリでそれをネタにして笑いを誘っているけれど、その何倍もの量のシリアスな面白さが内包されている！近い設定のものを他作品で見た気もする、けど杉原先生が書いたこの作品はその他有象無象の1ランク、2ランク上の面白さ！英雄の一人として救った後の世界で、かつての自分たちが打ち破った、しかしかつての自国のように虐げられている側に立つ当時の敵。2017/11/07
中性色
21
最近、黒〇の騎士というのが流行ってるのだろうか。どいうわけで後日談的英雄話。この手のファンタジー的な話によくあることだけど、あとがきにもあるようにこれがこの話のプロローグである故にやや平坦な感じを受けるかな。結局ディドーさんの意義は。個人的にはミネルバが好み2017/07/19
