メディアワークス文庫<br> 時をめぐる少女

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メディアワークス文庫
時をめぐる少女

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  • サイズ 文庫判/ページ数 258p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048929608
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

その並木道で出逢ったのは、 未来の「私」と過去の「私」。 並木道の奥にある小さな広場では、未来や過去の自分に逢えるらしい――。その日、九歳の葉子の前に現れたのは、恋人と婚約したばかりだという将来の自分自身で……。
 母親との衝突、繰り返す転校、上手くいかない就活、そして不安が押し寄せる結婚。
 いつも悩んで涙をこぼしてばかり。だけど、そうしてめぐっていく時間の先に、「私」は幸せを手に入れたのだろうか?
 それぞれの時代、五月の憂鬱な一日。過去と未来が入り交じるこの特別な場所で、私はいつかの私と向かい合う。

天沢 夏月[アマサワ ナツキ]
「サマーランサー」にて第19回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞し、デビュー。瑞々しい感性で描かれる青春小説に定評がある気鋭の作家。

内容説明

並木道の奥にある小さな広場では、未来や過去の自分に逢えるらしい―。その日、九歳の葉子の前に現れたのは、恋人と婚約したばかりだという将来の自分自身で…。母親との衝突、繰り返す転校、上手くいかない就活、そして不安が押し寄せる結婚。いつも悩んで涙をこぼしてばかり。だけど、そうしてめぐっていく時間の先に、「私」は幸せを手に入れたのだろうか?それぞれの時代、五月の憂鬱な一日。過去と未来が入り交じるこの特別な場所で、私はいつかの私と向かい合う。

著者等紹介

天沢夏月[アマサワナツキ]
1990年生まれ。「サマー・ランサー」にて第19回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

dr2006

54
このタイトルから有名なSFを想起するが、本作の主題は主人公葉子の成長の物語。過去と今の自分が励まし合うことが「時をめぐる」という仕掛けだ。母の仕事の都合で転校が多い葉子は、転校の度にその学校のヒエラルキに馴染む為自我を殺し、同調圧力の強い世界に身を流していた。そのせいで葉子は自分の現実を正面から見れない。「鏡に映る女は私じゃない!」銀杏並木の奥にひっそりとある小さな広場には日時計があって、そこを時計周りに歩くと未来へ、反時計周りに歩くと過去の自分に会える。自分が自分に教わる深層とは。そこに精彩を放つ作品。2019/01/07

まりも

50
未来や過去の自分に会えるという小さな広場。そこで9歳の葉子が婚約したばかりの将来の自分に会うところから始まるタイムリープ物語。作者さんらしい静かな物語ですね。タイムリープモノではあるけれど、重要なのはそこでは無く1人の少女が未来の自分に会ったことをきっかけに一歩を踏み出し、そして過去の自分に出会い背中を押してもらう。その時の流れを綺麗に描いたとてもいい作品でした。派手さも盛り上がりも無いけど、心にすっと沁みる良さがありますね。次回作も期待しています。2017/06/01

よっち

47
未来や過去の自分に逢えるらしい並木道の奥にある小さな広場。九歳の葉子が恋人と婚約したばかりの将来の自分自身と出会う物語。離婚して一人葉子を育てる母親との衝突、繰り返す転校と親友との出会い、上手くいかない就活と大切な人との出会い、そして不安が押し寄せる結婚。自分の選択に自信を持てないがゆえに何かあるたびにこれでいいのか深く悩む葉子でしたけど、そこで一歩を踏み出すことでかけがえのない出会いがあって、それらが巡り巡って最初に背中を押してくれた未来の自分に繋がってゆく穏やかな結末は、とても素敵なものに思えました。2017/05/26

インド

29
母子家庭で生活する葉子はある日未来の自分に出会う。中学校、大学と少しずつ時を刻み、大人になり過去と現在の自分を肯定していく物語。母親との喧嘩、スクールカースト、就活と様々なターニングポイントを未来の自分や友達と乗り越えてきた葉子。最後のエピソードは自分にとっても未来の話で、ドキドキしながら読んだ。某ウルトラマンの最終回で「君はもう、ひとりで翔べる」というセリフを思い出して、なんとなく葉子にぴったりだと感じた。2021/06/13

いーたん

28
これは1人の少女の成長記録を描いた物語。大人になりたくて、なりたくなくて、母子家庭において反発をしてしまう小学生時代。周りに合わせて本当の自分を抑圧したが故の苦悩し、それでも分かり合える友を得た中学時代。本当にやりたいことも分からず、惰性で生きて悶々とした大学時代。マリッジブルーに陥りながらも、未来を見出せた社会人時代。共感できる部分は多々あり一気に読めました。夏の読書フェアで読んでみるのも悪くない一冊でした。2017/07/11

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