電撃文庫 アイドル稼業、はじめました！

岩関 昂道【著】

ＫＡＤＯＫＡＷＡ（2017/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 344p／高さ 15cm
• 商品コード 9784048928236
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

女性アイドルグループで踊ってるけど、実は男なんだ、おれ――おれが好きになった女の子、瀬戸あおいは、映画やドラマで大活躍している人気若手女優だ。くりっとした大きな瞳、小ぶりで高い鼻、桜色で艶やかな唇、雪のように白い肌。そう、彼女は完璧なんだ。
彼女に会うために、おれは芸能界に入る。立派な俳優になって、あの娘の前に立ち、プロポーズする。そう決めたんだ。
……なのに、なぜおれは女子アイドルグループの一員としてミニスカートをはきながら踊っているんだ？
女性アイドルとして活躍する少年を描く、ガール（？）・ミーツ・ガール、ストーリー!!


岩関　昂道［イワセキ　タカミチ］
第17回電撃小説大賞に応募し、メディアワークス文庫「ソラの星」でデビュー。

こうましろ［コウマシロ］
フリーのイラストレーター。代表作は「ラン・オーバー」 (講談社ラノベ文庫)

内容説明

おれが好きになった女の子、瀬戸あおいは、映画やドラマで大活躍している人気若手女優だ。くりっとした大きな瞳、小ぶりで高い鼻、桜色で艶やかな唇、雪のように白い肌。そして絹のように柔らかい長髪。そう、彼女は完璧なんだ。彼女に会うために、おれは芸能界に入る。立派な俳優になって、あの娘の前に立ち、プロポーズする。そう決めたんだ。…なのに、なぜおれは女子アイドルグループの一員としてミニスカートをはきながら踊っているんだ？女性アイドルとして活躍するクソ真面目な少年を描く、ガール（？）・ミーツ・ガール、ストーリー！！

著者等紹介

岩関昂道［イワセキタカミチ］
新潟県上越市出身。都内映像制作会社を退社後、『ソラの星』でメディアワークス文庫よりデビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[中性色]

なりあがーるず的な。話としては悪くないけど、いわゆるアイドル物とかそういうショット（挿絵）を期待して見ると肩透かし感が強いかもな。あともう少しTS要素を活かせればと思うが、そこでいきなり時間が飛んでるところがマイナスかな。しかし福井県にそんなものがあったとは。あと話を見ていて稼業っていわゆるそういう。個人的にはリセと小春が好み

2017/04/19

[たこやき]

女体化した主人公が、葛藤しながらアイドル活動する話かと思ったら、おかしなスキャンダルでバッシングされている主人公の憧れ・あおいを守る物語。不倫していた、という俳優は、なぜ嘘をでっち上げたのか？　そして、その背景には……？　芸能界ネタとかで出てくるような話は多いけど、それはそれで楽しむことが出来た。ただ、主人公が男としても、女としても活動できるとか、そういうのがあまり活かされているとは言い難い。

2017/07/08

[真白優樹]

憧れの女優の少女に近づく為芸能界に入った少年が、何故か性別が変わる体質となりアイドルとして舞い踊る物語。―――この欲と闇に満ちた世界で、それでも君の為に。綺羅星が如く映し出される世界の裏には闇と欲が渦巻き、それでも少年は少女として光を放つ。芸能界の裏側ネタが大盛なこの物語は、そんな中でただ一つの夢に燃える少年が、その熱さのままに輝きを放ち、芸能界を駆け抜けていく物語である。確かに繋がった絆を胸に、この先少年は少女として、華やかなスターダムを頂点まで駆け上がる事が出来るのか。 次巻も楽しみである。

2017/04/11

[椎名]

女優にガチ恋した主人公が女装してアイドル稼業……かと思いきやまさかのTSもので、アイドル部分もメインではなく芸能界の裏を追っていくなかなかにハードな物語でした。良くも悪くも裏切られたが、個人的には楽しめたかなと。TSの原因等、ノリで流された部分も多いもののリセの言いたかったこと、貫きたかったことは一本通っていて纏まっていた。キャラも内容も危うい作品でしたが、読後はすっきり。不思議な作品だなあ。

2017/04/12

[彼方]

朝方に公園でふらっと交流する気になる女の子の正体は人気若手女優。何も言わずに別れ、偽のスキャンダルをスクープされた彼女に会うため、何故かTSして芸能界に入った利夫は業界の闇に立ち向かう…といったお話。芸能界や記者、ヤのつく相手が殆どを締めていて、知ってて読み始めましたけど表紙詐欺が凄い…笑 基本的に誰かに会って手掛かり集め+失態の繰り返しなので、あおいのスクープ撤回のために動いているのに状況を悪くしつづける利夫の浅はかや芸能界の陰湿さはキツかったものの、最後はまあ綺麗に終わって、案外楽しめた気がする。

2020/11/20