電撃文庫<br> 剣と魔法と裁判所

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電撃文庫
剣と魔法と裁判所

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  • サイズ 文庫判/ページ数 360p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048928168
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

剣と魔法が全てのファンタジー世界。お前ら“最強の職業”を知ってるか?「それでも僕はやってない!」
法廷に響く悲痛な声。満員ダンジョン内の痴漢疑惑で捕まった冒険者の裁判だ。
武器をSM道具と偽った脱税疑惑や、腕利き冒険者によるパワハラなど、ガイナース王国裁判所で扱われる訴訟は様々。ダンジョンを出れば、剣士も賢者もただの人。王国を統べるのは法律──つまり、剣と魔法の世界で最強のジョブは弁護士なのである。
そんな国で無敗と名高いキールは、脅迫・捏造なんでも有りの悪徳弁護士。ある日、彼の噂を聞きつけ、恩師を救いたいという心優しい魔法使いの少女アイリが現れ──?

蘇之 一行[ソノ カズユキ]
第21回電撃小説大賞〈銀賞〉を受賞し、『マンガの神様』で電撃文庫よりデビュー。

ゆーげん[ユーゲン]
小説の挿絵やゲームのキャラクターデザインなどで活躍するイラストレーター。

内容説明

「それでも僕はやってない!」法廷に響く悲痛な声。満員ダンジョン内の痴漢疑惑で捕まった冒険者の裁判だ。武器をSM道具と偽った脱税疑惑や、腕利き冒険者によるパワハラなど、ガイナース王国裁判所で扱われる訴訟事件は様々だ。ダンジョンを出れば、剣士も賢者もただの人。王国を統べるのは法律―つまり、剣と魔法の世界で最強のジョブは“弁護士”なのである。そんな国で無敗と名高いキールは、脅迫・捏造は当たり前の悪徳弁護士だ。ある日、彼の噂を聞きつけてきたのは、心優しい魔法使いの少女アイリ。恩師を救いたいという彼女は、法外な依頼料の代わりにタダ働きする契約を結ばされ―!?

著者等紹介

蘇之一行[ソノカズユキ]
『マンガの神様』(電撃文庫刊)で第21回電撃小説大賞“銀賞”を受賞。同作でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まりも

40
無敗と名高い悪徳弁護士・キールの前に、恩師を救いたいと願う心優しい魔法使いの少女・アイリが現れるところから始まるリーガルファンタジー。期待してたのとは違ったけど、結構面白い。法廷モノとしては薄味ですが、アイリがキールとともに行動していく中で、人の悪意と真実に触れ、成長していく姿は良かったし、物語の構成も上手いので中々に読み応えがありました。1つ1つの伏線をしっかりと繋げていく力量の高さは見事ですね。ただ、最初に述べた通り裁判はあっさり目なので、そこは残念だったかな。次巻が出たら買うと思います。2017/04/12

中性色

20
暴れんなよ、暴れんなよ。んー、言ってしまえば敵役が多いようなキャラを主人公にした挙句、無双してるようなもんだからそういうカタルシス感がないのが個人的には微妙。構成はいいと思うけど結局真意的なものは見えてこないからなぁ。この手のキャラが一本取られるような展開が好きなタイプなのもあるけど、次があるならそういうのがあるといいかなぁと。個人的にはエルルが好み2017/04/14

ツバサ

17
面白い。が、これは最後まで読まないと掴めないと思う。主人公の悪徳弁護士であるキールがまったく隙を見せないから考えがあるのは分かるんだけど、納得いかない部分が少々あった。しかし、最後まで読めば、キールが最初から最後まで一貫して行動していたことが分かるから納得がいく。魔法使いのアイリがそんなキールと共に行動して、成長していくのも良い。読み始めと読み終わった後に思うことが正反対で、中々上手く構成されてるなと思いました。この作者の作品は追っていこうと思いました。2017/04/09

真白優樹

13
剣と魔法の異世界で犯罪者を裁く法廷で、無敗の弁護人の少年が魔法使いの少女と出会い始まる物語。―――結ばれぬ真実と勝利、何を信じて何の為に? まさに無法、まさに悪魔。だが根底にある天秤の支柱は決して折れず、その行動は正義の意味を問いかける。推理ものではないが結果的に正義を問いかけてくるこの物語は、正義感のみで突っ走っていた少女が人の悪意と真実の意味に触れ成長していく物語ともなっている。真実を見据え勝ちたいという決意を宿した少女、そんな彼女を雇う少年はこの先どんな事件に立ち向かうのか。 次巻も楽しみである。2017/04/10

HANA

11
ファンタジーな世界で勝つためなら手段を選ばない無敗の弁護士の話。そこまで大逆転という感じな勝ち方ではなかったのがちょっと残念ではあったけれど、こういった世界観での法廷バトルというのもなかなか良い感じ。1つの事件をじっくり進めていくというのも読んでみたいところ。2017/05/09

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