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出版社内容情報
山口 幸三郎[ヤマグチ コウザブロウ]
著・文・その他
内容説明
天保院京花には、俗に言う『第六感』が備わっている。でも実際は、人よりちょっとだけ、目がおかしくて、耳が変で、鼻が異常で、舌が特殊で、肌が異様なだけ―。廃墟の洋館で起きた殺人事件。現場に集まったのは、霊感女子高生の京花、トラブルメーカーな元女装少年の人理。不良出身の熱血刑事・竜弥、そして、麗しきナルシスト霊能者の行幸。喪服を纏った女子高生・京花が、おかしな奴らと『謎』に挑むとき、事件は意外な結末を迎える―!
著者等紹介
山口幸三郎[ヤマグチコウザブロウ]
福岡県出身。2008年に第15回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”を受賞。翌年、受賞作『神のまにまに!』で電撃文庫よりデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
54
キャラクター描写が硬い。カッチリとキャラを作り上げていて、しなやかさを感じなかった。山口さんの作品は初めて読ませていただいたので、他のものも読んでみないと判断はできない。2017/02/04
hirune
41
出てくる事件は陰惨だし、被害者も加害者も悪意に満ちた嫌な人物が多いし、全然楽しくはないけど どうなるのか気になって読み進んじゃうんですよ。歪んだ人間関係からどんどん悪意と不幸が広がって、しかも陰陽師もどきに結界で閉じ込められ熟成していくとか、寄り付くやつの気が知れないなぁ^^;京花と人理の生い立ちの因縁とかははっきりしなかったけど、京花がくっつくならゆっきーの方が良いんじゃない?寄ってくる霊を○キブリの如く片っ端から駆除してくれそうだ、と私は思う☆2018/02/20
み
24
旅人さんの作家さんだっ(^o^)と読んだものの、余りハマらず^^;怖いのは、あちらの方でなく、こちらの方々ってのは同意しま〜す♪2017/08/22
eyemu
16
★★★★☆ 途中で行幸物語かと思ってしまうくらい、ユッキーが目立ってます。 しかし人間は、恐ろしい。 この作品に出てくる霊感が在る人は、怖くない。 無い人ほど怖い。 霊感=病気 人と違うから、誰よりも人であろうと願っている。 人とは感じ方が違うから、より正しく在ろうと願っている。 そんな感じに受け取れました。 しかし霊能探偵でも使ってるユッキーの「~がよろしい。」という言い切りがお坊さんの説法のようで(まぁ、お坊さんなんだが)凄い好きだと気づいてしまった。 2018/08/19
うさっち
15
喪服姿で殺人事件現場に現れる霊感少女・天保院京花が主人公なんだろうけど京花以外にも霊感がある人が多いし、キャラも薄くて、他作の主人公である初ノ宮行幸の方が存在感があるので完全に主役を食われた感じがする。時系列が前後しすぎて読みにくかった。2022/12/07