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出版社内容情報
君みたいにかわいい子が現実世界にいるわけないじゃないか。放課後、さびれた廃墟にいきなり現れたちょっと露出度が高めの美少女。なぜか僕の頭に、姫咲アテナという名前が浮かぶ。
「実はわたし、異世界で勇者やってるんです。──いきなりこんなことを聞いても、信じてもらえないですよね」
「いや、信じるよ。だって君は、僕が考えたキャラクターなんだから」
「…………はい?」
「だって、現実の世界に、君みたいにかわいい子がいるわけないじゃないか」
そう。これは全て自分の妄想の出来事で、彼女は本当は実在していないんだ──。
麻宮 楓[アサミヤ カエデ]
大阪在住の世捨て人。第14回電撃小説大賞、最終選考候補作「リリスにおまかせ!」でデビュー
くうねりん[クウネリン]
内容説明
放課後、さびれた廃墟にいきなり現れたちょっと露出度が高めの美少女。なぜか僕の頭に、姫咲アテナという名前が浮かぶ。「実はわたし、異世界で勇者やってるんです。―いきなりこんなことを聞いても、信じてもらえないですよね」「いや、信じるよ。だって君は、僕が考えたキャラクターなんだから」「…はい?」「聞かなくても分かるだろう?僕の頭の中で起きてることなんだし」「いえ、わたしは実在する人間です」「そんなわけないよ。だって、現実の世界に君みたいにかわいい子がいるわけないじゃないか」「…えっ」そう。これは全て自分の妄想の出来事で、彼女は本当は実在していないんだ―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
9
不器用でちょっと頑固な少年の前に、自らの妄想にそっくりな少女が現れ始まる物語。―――妄想、幻想、それとも本当。彼女は本当に本物なのか。自分の実在を証明したい少女と、頑固なまでに彼女の存在を幻想だと否定する少年。そんな二人はくっついたり離れたりしながら、ほのぼの進む。でも空気は割と辛気臭い。全体的に言うと表紙と中身の空気が割とギャップのある、ちょっと感想に困るタイプの物語である。ラブコメと評せばいいのか何なのか。一度別れた幻想とも本物とも知れぬ彼女と再び出会い、これからどうなるのか。 次巻も楽しみである。2017/02/13
中性色
8
非実在美少女。どっちかというと話の良し悪しよりも、結局どこに向かって話が進んでるのかわかりづらいことが一番の問題な気がする。なんというか、そのキャラや配置は必要なのかとか。最悪、主人公とヒロインだけで成り立つ話だからなぁ。この後も描かれていくなら評価の仕方も変わってくだろうけど。あとページ数との兼ね合いもあるだろうけど挿絵ぐらいは一通り用意してやれよ。個人的にはアテナとあおいちゃんが好み2017/02/23
niz001
5
表紙とタイトルからもっとコメディを想像してたんやけど辛気臭い話やった。恋愛に鈍感なのはラノベ主人公として標準装備なんで仕方ないが、それに加えて頑なにアテナを自分の幻覚扱いしようと振る舞うのがダブルでしんどい。ヒロインの一角、あおいちゃんのイラストはー?2017/02/12
リーノ
3
なんかイマイチ。2017/08/22
maqiso
2
妄想だと信じながらそれでも影響されるのは面白いけど、そこ以外はインパクトが足りない感じ。2017/07/16