電撃文庫<br> 魔王なあの娘と村人A〈11〉魔王さまと俺たちのグラデュエーション

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電撃文庫
魔王なあの娘と村人A〈11〉魔王さまと俺たちのグラデュエーション

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  • サイズ 文庫判/ページ数 264p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784048924818
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

『魔王なあの娘』シリーズ最終章! 《あの娘》が《魔王》でなくなる!?《勇者》光ヶ丘翼からもたらされた情報は、俺の頭をしたたかに殴りつけた。《魔王》竜ヶ峯桜子が《魔王》の個性を剥奪される、だって……? この間の修学旅行のあたりから、確かに竜ヶ峯の様子はおかしかった……と思う。でも、あいつが《魔王》でなくなるとかそんな話になるなんて――。
 俺が……《A》なんて今まで呼ばれちゃいるが、結局単なる《村人》でしかないこの俺が、そんな問題をどうにか出来るもんなのか……? いや、無理だ。所詮この世界で《個性者》は特別製。俺たち一般ピープルが何をしようともきっと彼らの心には届かない。だから、遠巻きに見守って、最低限《村人》に出来るレベルの助言だけをしてやればそれでいい。それ以上やれることは、まったくないはずだ……。
 いや……本当にそれでいいのか!? 俺はあいつに……!

ゆうき りん[ユウキ リン]
「でぃ・えっち・えぃ」シリーズ、「司書とハサミと短い鉛筆」シリーズ、「魔王なあの娘と村人A」シリーズなど、多くの人気作を刊行。

赤人[アカヒト]
ゲームのイラストや、小説の挿絵などで活躍中。

内容説明

“魔王”竜ヶ峯桜子が“魔王”の個性を剥奪される、だって…?この間の修学旅行のあたりから、確かに竜ヶ峯の様子はおかしかった…と思う。でも、あいつが“魔王”じゃなくなるとか、そんなことになるなんて―。俺が…“A”なんて今まで呼ばれちゃいるが、結局単なる“村人”でしかないこの俺が、それをどうにか出来るもんなのか…?いや、無理だ。所詮この世界で“個性者”は特別製。俺たち一般人が何をしようとも彼らの心には届かない。だから、遠巻きに見守って、最低限“村人”に出来るレベルの助言だけをしてやればそれでいい。それ以上やれることは、まったくないはずだ…。いや…本当にそれでいいのか!?俺はあいつに…!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

27
勇者である光ヶ丘翼からもたらされた、魔王・竜ヶ峯桜子が魔王の個性を剥奪される可能性。学校にも来なくなってしまっていた桜子に対し、自分に何が出来るのか思い悩む最終巻。桜子の個性の発露に影響を及ぼしている悩み事。それに気づかぬまま友人・斉藤の提案で桜子を誘って遊園地でダブルデートする佐東。桜子のために勇者も巻き込んで奔走する佐東でしたけど、迷いはあっても想いはずっとブレなかった桜子に対して自分の気持ちに自覚がなさ過ぎましたね(苦笑)でも良かったなと思える結末で安心しました。巻末に試し読みがあった新作にも期待。2016/11/10

sskitto0504

16
最終巻でしたね。よい終わり方でしたし、面白い作品でした。最後まで桜子は可愛い子でしたし、ヒロインらしいヒロインでしたね。異世界の方も見てみたかったのですが、そこはアニメ化までいけなかったからかな〜…2017/01/09

まるぼろ

12
さて今巻で完結です。修学旅行での出来事で入院生活を余儀なくされていた二郎だったが、退院早々翼から桜子が魔王の個性の認定を取り下げられると言う噂があると聞いて…と言うお話。まずはゆうき先生の体調が戻られた様で何よりです。最後…と言うかエピローグの部分がかなり駆け足でしたが、良い締め括りで良かったです。それに二郎は村人Aと言う個性者になるんじゃないのかなと思ったりもしてたんで、それを二郎が目指すと言うのは嬉しかったです。→2016/11/11

中性色

10
今明かされる衝撃の真実ってわけでもないけど。というわけで最終巻。最後なので奇を衒わないというのも必要なのだろうけど、いままでに比べると策や展開がいささかテンプレートだったかなという感はある。ただとりあえずやるべきことや見たいことはできてるわけだから、そこはよかったかなと。ふと思ったけど、結局最終的に反応したけど、それはよかったのだろうか。個人的にはさくらこが好み2017/11/07

KUWAGATA

10
祝完結。普通であっても普通じゃなくても、誰かに恋し、大切に思う気持ちは、その壁を軽々と越えることができるのであった、的最終巻。惜しむらくはイベント後に竜ヶ峯が無視し始めてから卒業までがあまりに駆け足だったことかな。その短くは無い時間の中での二人のすれ違いをもう少し綴ることで、ラストがもっと盛り上がったのではないかと。それを差し引いても、全巻通じて、大変楽しませていただきました。次の作品にも期待します。2016/11/12

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