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出版社内容情報
このままでいたい。ほんとだよ。七海燈子と小糸侑。
徐々に距離を近付けるふたりに、
佐伯沙弥香は焦燥感を募らせていた。
だが、燈子が望む形で
彼女の傍にいることを決めた侑は
人を好きになることを諦めようとしていた。
「わたしは誰も好きにならない。これまでも、これからも。」
仲谷 鳰[ナカタニ ニオ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
50
徐々に距離を近付ける燈子と侑に焦燥感を募らせてゆく佐伯沙弥香。描写された沙弥香先輩の何とも複雑な心情と、わりとぐいぐい攻める燈子、そんな彼女が望む形で彼女の傍にいようと思うがゆえに矛盾を抱え込んでゆく侑。その積み重ねは何とも不穏な予感がしますが、先生たちの関係もちょっと気になりますね。2017/06/09
本木英朗
29
「私のこと好きにならないで」 燈子の想いを受け止めた侑は、二人の距離感に戸惑いを覚えはじめる。何処まで踏み込めばいいのか。その戸惑いは燈子もまた感じていた。副会長の沙弥香は燈子の変化と、自分が燈子に寄せる理想の狭間で揺れる。様々な人たちの思惑が交差し始め……。設定からリアリティが失われつつも、丹念な描写の積み重ねが物語の説得力を補強している。中盤で侑と槇が交わす会話は、何処までも自分だけの世界からしかモノを見つめられないこの時期の少年少女ならではの視線の、正反対のベクトルを見事に表している。2017/02/24
Yobata
27
だんだんと燈子から目を離せなくなっていく侑…。名前で呼ぶようになったり,ご褒美をねだるとだんだん攻めが増してきた燈子に意識せざるを得ない侑。このだんだんと近づいていく微妙な距離感の描写が絶妙に上手いよねぇ。燈子が走るシーンといった惹かれてしまう一瞬の描写が抜群。鼓動の高鳴りを自覚してしまう侑は、寂しくない顔にも自覚してしまうのか?そんな燈子と侑の関係を意識してしまう沙弥香。互いを知るため侑と沙弥香は話し合い,理解し合うも燈子をめぐり不穏は残る一方だね…。2016/11/26
mt.gucti
24
百合とか、泥々の葛藤とか興味は全くないのに、それでもページを繰る手が止まらない。漫画で面白いというのは、絵だけでもお話だけでも構成でもない、総合点とバランスなんだなあと感じさせてくれる作品。まだ続くことが嬉しい\(^o^)/2016/12/21
しまふくろう
20
続けて購入。 物語は生徒会の演劇準備と体育祭の話。同じ妹だけれど、本質は甘えん坊な燈子先輩と面倒見の良い侑の対比が面白い。 カバー裏おまけ漫画が不意打ちで吹き出した。佐伯先輩はおっぱい派で侑は生足派なのか。2019/08/03