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出版社内容情報
時を遡って紡がれる、あたたかくて切ない夏休みの物語。時を遡って紡がれる、あたたかくて切ない夏休みの物語。
小学生の青斗が住む海沿いの田舎町には、ひとつの伝説があった。それは土岐波神社にお願いすると、神様のトキコさまがやり直したい過去に"時渡り"させてくれるというもの。
両親の離婚によって、大好きなこの町を離れることになった少女・鈴。
そんな彼女のために最高の夏休みをプレゼントしようとする少年・青斗。
二人きりで過ごす最後の夏休み。神社で遊んでいた彼らの前に現れたのは、遠い所からやってきたという不思議な女性・一花だった。
――これはそれぞれが胸に秘めたさよならの物語。
小川 晴央[オガワ ハルオ]
第20回電撃小説大賞<金賞>受賞
内容説明
小学生の青斗が住む海沿いの田舎町には、ひとつの伝説があった。それは土岐波神社にお願いすると、神様のトキコさまがやり直したい過去に“時渡り”させてくれるというもの。青斗は、夏の終わりに大好きなこの町を離れてしまう鈴のために、最高の夏休みをプレゼントしようとしていた。そんな二人が遊んでいた神社で出会ったのは、何でも見通す不思議な力を持った一花お姉さんで―。みんなで過ごす、最初で最後の夏休みがやってくる。
著者等紹介
小川晴央[オガワハルオ]
第20回電撃小説大賞“金賞”を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
た〜
39
ちょっと不思議なほろ苦青春ストーリー。良くも悪くもこなれてきたかな。でもまだデビュー作の衝撃を上回ることはできていないかな。2016/09/27
まりも
36
土岐波神社にお願いすると、神様のトキコさまがやり直したい過去へと時渡りをさせてくれるという伝説がある田舎町を舞台にした子供達の一夏の物語。うーん、正直期待してた作品なんだけど微妙でした。ほろ苦くて切ない青春物語としてはそれなりに面白かったんだけど、時渡りの要素が中途半端というか、わざわざ入れる必要なかったように思います。SF要素を入れたせいで、青斗と鈴の思い出作り、ラストの感動がぼんやりと薄れてしまったのは残念。デビュー作は本当に好きなので、次回作こそは期待値を大幅に超える1冊を出して欲しいなぁ。2016/09/27
土瀝青
31
ジャケ買い。始めての作家さんでした。そして以外にも、タイムトラベルもの。大人になって思い返せば不思議なほどの広い外の世界へのためらいや、恐れ。その先には別れがあっても、少年は立ち向かって行ったのでした。ジャジャーン。と、茶化してしまいたくなるくらい、ピュアピュアな物語でした。あと、少年の背中を押してくれた、優しく、力強く、暖かい手があった。ちょっと、うまくまとまりません(#^_^#)2016/09/27
菅原孝標女@ナイスありがとうございます
28
小川晴央さん3冊目。この人の世界観好きだなぁ。ほっこりする。最後の最後にまさかの展開があって、あの濁した言葉はそういうことかと納得。きらきらな夏を見せてもらいました。2019/09/28
coco夏ko10角
26
前半の「よそから やってきた おねえさんと なかよくなった!」「ちょっとにがてな クラスメイトと あってしまった!」な『ぼくのなつやすみ』みたいな雰囲気もよかったし、予想してた以上のことが…な後半も。タイトルのさよならの宿題の場面ではちょっと泣きそうに。あと表紙イラストもいい。2019/08/16