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出版社内容情報
翔子のついた優しい嘘。麻衣が願った真剣な思い。咲太が選んだ答えとは!?「わたしはね咲太君。大好きな人には幸せになってほしいんです」
初恋の人、翔子から教わった優しさ。
「ふたりで幸せになるわよ」
今を支えてくれる、恋人の麻衣から学んだ勇気。
高校二年生の冬、今と過去を支えてくれた大切な人たちが幸せになれる未来を求め、咲太は歩み始める――。
新たなる未来へ踏み出すシリーズ第7弾!
鴨志田 一[カモシダ ハジメ]
1978年生まれ、神奈川県出身の作家。他の著作に『さくら荘のペットな彼女』がある。
溝口 ケージ[ミゾグチ ケージ]
ライトノベルの挿絵などで活躍するフリーのイラストレーター。
内容説明
「わたしはね咲太君。大好きな人には幸せになってほしいんです」初恋の人、翔子から教わった優しさ。「ふたりで幸せになるわよ」今を支えてくれる、恋人の麻衣から学んだ勇気。高校二年生の冬、今と過去を支えてくれた大切な人たちが幸せになれる未来を求め、咲太は歩み始める―。新たなる未来へ踏み出すシリーズ第7弾!
著者等紹介
鴨志田一[カモシダハジメ]
1978年4月11日誕生。神奈川県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
寂しがり屋の狼さん
124
『やさしさにたどり着くために、わたしは今日を生きています。昨日のわたしよりも、今日のわたしがちょっとだけやさしい人間であればいいなと思いながら生きています。』ラストの翔子ちゃんの笑顔にすべてが救われましたo(T◇T o)2020/03/08
まりも
93
翔子さん編の後半戦。今と過去を支えてくれた人たちが幸せになる未来を掴む為、咲太が奔走する話。前回の衝撃的なラストから予想はしてたけど、序盤は咲太の辛さが痛いほど伝わって来て、すごく辛かったです。それだけに麻衣との未来を掴むだけじゃなく、翔子の未来も掴む為に、咲太が取った行動、そしてそんな彼に手助けをした理央や古賀、麻衣さんの後押しがあったことで迎えたラストは、本当に素晴らしく涙無しには読めませんでした。自分もこういう風に優しい人でありたいな。期待していた以上の感動を味わえました。今後も楽しみです。2016/10/08
よっち
80
自分の想いを貫こうとした代わりに、かけがえのないものを失ってしまった咲太。茫然自失となりそれを認められずにいた彼が、大切な人たちから優しさや勇気を受け取り、大切なものを取り戻すために再び動き出す第七弾。失って改めて気づかされるその存在の大きさ。大切な人たちの思いに触れて自問自答する中で見えた自らの想い。多くの助けを借りて必死の奔走でようやく取り戻した幸せな日々なのに、でもこれでいいのかとなってしまうのが咲太なんでしょうね。困難な道程を選んだなと思いましたけど、ここから新展開がどうなるのか次巻が楽しみです。2016/10/08
わたー
70
★★★★★4ヶ月。長かった…しかし、待った甲斐はあった。前回の衝撃的な展開から続く物語。自らの死を覚悟し、それでも生にしがみつこうとして、苦渋の末の決断がもたらしたのは麻衣の死。咲太にとっては、自分が死ぬよりも辛い結末という序盤からキツい展開が続き涙が止まらなかった。そこからの再起も、1度失ったからこそ、本当に大切なことを自覚し、翔子を切り捨ててまで麻衣との未来を掴もうとする咲太の姿に深く感動した。これまでの思春期症候群を解決してきた経験を総動員して麻衣さんのために奔走する姿もいい。2016/10/08
シータ
68
前回の衝撃的なラストからの続きで、麻衣さんの死を受け入れられない咲太の絶望感が本当に伝わってきてかなり辛かったですね。ドン底にいた咲太をまたも翔子さんが導いてくれて、再び咲太を立ち上がらせてくれた。どんだけ頼もしいんだよ翔子さんは。麻衣さんを一度失ったことで選択しなければいけない咲太がしっかり麻衣さんを選び。翔子さんが犠牲になるしかないのが辛いしこんなん泣くしかない。咲太にとっては今回終始キツい展開でした。未来スケジュールのくだりから涙腺ボロボロになってましたわ。2019/05/17