よくわかる人工知能―最先端の人だけが知っているディープラーニングのひみつ

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よくわかる人工知能―最先端の人だけが知っているディープラーニングのひみつ

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  • サイズ B6判/ページ数 327p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784048922333
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C0050

出版社内容情報

ディープラーニング(深層学習)の最先端を知ることは現代の教養だコンピュータがプロの囲碁棋士を破り、世界中が注目する人工知能。トヨタ、東大、スーパーコンピュータ開発の最先端研究者がはじめて語る、人工知能ビジネスのリアルな「今」と、2025年の未来を先取りする一冊。

第一章 人工知能と深層学習のいま

 なぜ深層学習が革命的なのか?
 対談 松尾 豊(東京大学大学院 工学系研究科 技術経営戦略学専攻 特任准教授)

第二章 深層学習はビジネスをどう変えるか?

 4大IT企業がこぞって公開する
 深層学習フレームワークのねらい
 対談 岡島博司(元トヨタ・リサーチ・インスティテュート エグゼクティブ・リエゾン・オフィサー)
 深層学習戦争の鍵を握るハードウェア
 対談 村上真奈(NVIDIA社ディープラーニングソリューションアーキテクト兼CUDAエンジニア)
 劇的な進化を続ける深層学習用ハードウェアと課題

第三章 最新のAIはどこまでできるのか - インテリジェント・オブ・シングス 知性化するモノの正体 -

 ヒューマン・エンハンスメントとしてのAI
 コンピュータ・グラフィックスとAIの相克性
 CGを生成して騙そうとするAIと、騙されないように見抜くAIの対決
 予測する人工知能
 写真を説明するAI、説明から写真を描き出すAI
 アートとしてのAI
 データマイニングと人工知能 
 対談 田島 玲(ヤフージャパン研究所 所長)

第四章 人工知能は意識を持つのか?

 深層強化学習を応用した超人工生命LIS
 意識は全て幻想である - 受動意識説 -
 対談 前野隆司(慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 研究科委員長・教授)
 対談 満倉靖恵(慶應義塾大学 理工学部システムデザイン工学科 准教授)

第五章 ディープラーニングの先にあるもの

 世間話から哲学的な問いまで会話で答える人工知能
 汎用人工知能(AGI)とは?
 対談 山川 宏(ドワンゴ人工知能研究所 所長)
 人工超知能(ASI)はいかにして出現するか?
 対談 齊藤元章(PEZY Computing 創業者・代表取締役社長)

あとがき

清水 亮[シミズ リョウ]
株式会社UEI代表取締役社長兼CEO。株式会社ドワンゴ会長室第三課長を兼務。深層学習を中心とした人工知能の研究開発を専門とし、自らプログラミングも行う。2005年、情報処理推進機構より天才プログラマー/スーパークリエイターとして認定される。

内容説明

最前線の“知能革命”と2025年の未来がわかる!決定版ガイドブック。

目次

第1章 人工知能と深層学習のいま(なぜ深層学習が革命的なのか?;対談 松尾豊(東京大学大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻特任准教授))
第2章 深層学習はビジネスをどう変えるか?(4大IT企業がこぞって公開する深層学習フレームワークのねらい;対談 岡島博司(元トヨタ・リサーチ・インスティテュートエグゼクティブ・リエゾン・オフィサー) ほか)
第3章 最新のAIはどこまでできるのか―インテリジェント・オブ・シングス 知性化するモノの正体(ヒューマン・エンハンスメントとしてのAI;コンピュータ・グラフィックスとAIの相克性 ほか)
第4章 人工知能は意識を持つのか?(深層学習を応用した超人工生命LIS(Life In Silico)
意識は全て幻想である―受動意識説 ほか)
第5章 ディープラーニングの先にあるもの(世間話から哲学的な問いまで会話で答える人工知能;汎用人工知能(AGI)とは? ほか)

著者等紹介

清水亮[シミズリョウ]
株式会社UEI代表取締役社長兼CEO。株式会社ドワンゴ会長室第三課長を兼務。深層学習を中心とした人工知能の研究開発を専門とし、自らプログラミングも行う。2005年、情報処理推進機構より天才プログラマー/スーパークリエイターとして認定される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

84
「もっと、とっととロボットでハンバーグを作れ!」(P65より)。気軽な会話の中で使われてるけど、物凄い重みのある言葉。2100年の日本の人口推計は大体、4000万人ぐらい。働く人が減っても未来は明るいと言える。でもド短期で見ればかなり恐ろしいことだ。国内労働集約産業から人間が駆逐され、人間はもっと意味の深い仕事にシフトさせられる。社会はそのための再教育費用と生活手当を捻出しなければならない。この本に書かれているペースで運動系の深層学習が進むと、日本の社会保障制度はさらに大混乱をきたすと思う。2016/12/13

はるわか

28
深層学習の発明は農耕革命に匹敵する。人工知能はコンピュータと違って答えのない問題を解くことができる。深層学習はそれまでに比べより複雑で高度な概念を扱えるようになった。キーデバイス、GPU(グラフィック処理ユニット)、NVIDIA社のTITAN X。チューリングテストとノイマンの自己増殖機械。単純パーセプトロン。線形分離可能か不可能か。ニューラルネットワークの活性化。深層学習により実現されるのは認識、運動、言語の3つ。プリファードネットワークス社の深層学習フレームワークChainer。グーグルのTPU。2017/05/31

harhy

20
面白い。というか、予想を超えて研究が進んでいて興奮させられる内容。どんな時代が来るかわからないが、とんでもない時代は、遠からず来る。目が離せない。2017/03/11

赤星琢哉

19
人工知能について、様々な分野の専門家との対談を交えながら、解説する本書。人工知能(かどうかはわからない)が、今の仕事を奪う、というより、肩代わりしくれて、人間はもっと楽しいことをしていけると、思って楽しみにしている側です。最後の斎藤元章さんとの対談で、宇宙規模まで行っちゃう話は、凄まじくて(とてもいい意味で)ヤバイ感じである。人間のリアクションは実はほとんどが適当で合わせてやってるんじゃないかって話は、とても納得感がある。大抵、話を聞いてるふりでもしてくれれば、話してる側は満足しているのだから。2017/02/28

nbhd

14
2016年の本、ものすごくおもしろかった。東大松尾先生の「人工知能は人間を超えるか」(2015)が通時態で書かれたAI通史とすれば、この本は共時態のAI同時代史だ。今でこそ、AIバンザイ!の世の中になったけど、8年前くらいは人工知能研究者界隈でもディープラーニング研究者に対する偏見や蔑視が当たり前だったことがあることが伺える。いろいろ興味深かったところをまとめておこう。①著者によるコンピュータの起源、1つめはチューリングによる独軍の暗号解読。2つめは1890年の国勢調査(パンチカードの導入)。2024/03/12

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