電撃文庫<br> 葵くんとシュレーディンガーの彼女たち

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電撃文庫
葵くんとシュレーディンガーの彼女たち

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  • サイズ 文庫判/ページ数 360p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784048919463
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

睡眠こそ至上の喜びと豪語する少年、葵には、幼い頃から誰にも言えない大きな秘密があった。朝起きると、隣に住む幼なじみが変わる―葵は眠るたびに並行世界を行き来してしまうのだった。いつも元気な真宝と、優しいお姉さんのような微笑。二人の幼なじみがいる生活はずっと続く…そう思っていた。だがある朝、葵の何気ない一言をきっかけに、二つの世界は少しずつ「重なり合い」はじめる。さらに、葵の秘密を知るもう一人の不思議な幼なじみ・舞花が現れ…やがて世界の選択を迫られた葵が選ぶのは、真宝か、微笑か、それとも。夏の終わりに贈る、SF青春ラブストーリー。

著者等紹介

渡来ななみ[ワタライナナミ]
第18回電撃小説大賞三次選考通過作「天体少年。さよならの軌道、さかさまの七夜」(メディアワークス文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yobata

39
眠りにつくと並行世界を行き来する葵。そいつも元気で妹的な真宝と優しい姉的なほえむという二人の幼なじみがいる世界を行き来する中、第三の幼なじみで、葵が並行世界を行き来している事を知る舞花のいる世界に飛び、世界は動き始める…。生まれた時からパラレルワールドを飛ぶ葵が、別世界ながら唯一共通している真宝とほえむが所属する演劇部に主体的に関わっていくことで物語が進んでいく。その主観,観測者などの量子力学の話もそれほど難しくないし、行き来する世界の二人のヒロインも対照的かつ魅力的なのでなかなか面白かったよw解説者,→2015/03/29

謡遥

37
演劇の話というよりも、自分の知ってる人が他人みたいに接してくる世界なんて僕は生きていられるか分かりません。心が折れるどころではない気がします。正直もう一人の葵くんの手紙をもっと色々使ってほしかった。だってあまりに不憫だもの。それ以外は本当にすごく楽しませてもらえた本です。何気に一番気に入ったのは天馬だったりするんですが(笑)。マホ界とホエ界と舞界の葵を引き合わせてみたい。あと、鏡舞花さんは見た目が某ニート探偵、心が某長門さんですね分かります。2013/12/29

リプトン

26
あらすじをみてこれは面白そうだなと思い読みましたが、期待通りの良質な青春SFストーリーでした。ただ、ラノベとしては地味すぎるのかな思いますが個人的には満足の内容でした。最終的な結末がどっちつかずな感じが少し残念でしたが、主人公が物語を通して少しでも成長を感じられたのはよかったです。何か突き抜けた要素はなかったものの設定や発想は面白く、SFと青春のバランスもよくて全体的に爽やかで楽しめました。次回作にも期待したいです。2013/10/08

アウル

25
設定良かったんだけれどもラノベとは違う感じがしたし読んでいると作中の「シュレかの」の台本みたいな感じがした。真宝の事を大事に思っていると思ったら最後にほえむの方の描写が書かれてるのに疑問を感じた。2013/11/02

半熟タマゴ

22
主人公は寝てしまうと平行世界にいるもう一人の自分と入れ替わってしまうという不思議な体質の持ち主。でも結局、どうしてその体質を持ったのかよくわからなかったなぁ。舞花の体質も同じく謎のままだし、何だかもやもやする。葵くんの最後の選択もどの世界にするかはっきりと決めて欲しかったな。2014/01/01

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