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内容説明
十年前に大災害を引き起こした儀式魔法『大召喚』によって悪魔が介入し、密かに異郷化が進む現代。そんな世界の人知及ばぬ怪異あるところに彼は現れる。大賢者の遺産である玉璽「ソロモンの指輪」を継承し、神刀・草薙を振るい、魔をもって魔を滅するソロモン72柱の魔技「外典七十二式」の使い手・シオン。この世の裏側に蔓延る悪魔たちと戦う特務機関「黒装退魔師団」に所属する彼は、邪眼公の力を持つ少女・古都城八慧と共にある怪異の調査に乗り出すことに。だが、それは異郷の権力者たる魔王たちとの戦いの始まりに過ぎなかった…。これは、魔の力で悪魔と戦う宿命を継いだ少年と黒き退魔師たちの物語である。
著者等紹介
多宇部貞人[タウベサダト]
ライトノベル作家。1978年愛知県生まれ東京育ち(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
合縁奇縁
30
「ソロモン」に釣られて読んでみたけど、あまり面白くなかった。儀式魔法『大召喚』によって悪魔が介入し、密かに異郷化が進む現代。「ソロモンの指輪」を操り戦うシオン。厨二病設定がてんこ盛りだけで、打ち切りになりそう…。2018/07/31
朝夜
9
読了。ツッコミ所は多かったけど中々面白かったです。悪魔の知識があれば混乱せずに読めるが、知識があったらあったで所々おかしな部分に引っ掛かり純粋には楽しめなくなるのが困る点ですね… 話が重くて読んでて疲れましたがキャラは好みだったので最後まで楽しく読めました。2013/07/19
ブー
7
多宇部先生の新作!前作と打って変わって、王道を狙ってきた感あり!魔術あり、悪魔あり、魔道バトルと・・・難い線って感じですけど、設定的には、色々な先生方たちが描いてきた世界観!個人的には三田先生の「レンマギ」?を連想してしまった。ま、好きなジャンルの物語なので、面白かった。これから、同ジャンル作品との差別化で、どう物語が進んでいくのか楽しみです。2013/07/16
御織乃 柚芽
7
中二的なネタが満載の作品です。好きな人は好き、嫌いな人は嫌いとはっきり分かれる感じですかね。冒頭は絶望風味の入り方で文体も固め。その後は前作《シロクロネクロ》を踏襲したような比較的明るいテンポで展開されています。文体も変化して柔らかくなっていますね。流し読みしてしまったので再読したいです。2013/07/12
Ency [L-N]
6
悪魔の棲まう世界「異郷」と繋がりつつある現代を舞台にしたバトルアクションでした。「ソロモン72柱の悪魔」がフィクションにおいて使用率の高いネタ元なのは、やっぱり72もの名称が並ぶ壮観さとか「悪魔」という要素の中二度の高さ故だよな、と思ったり思わなかったり。ただ72柱全部扱いきれてる作品は見た事ないんだが…。そんなんでこの作品も設定先行なカンジがやっぱりある。こちらが設定を飲み込めない内に新たな設定が出てきたりして面食らったし…。架々世が準主人公的位置付けっぽいのも、どっちつかず感というか散漫な感じが…。2013/07/17