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出版社内容情報
山口 幸三郎[ヤマグチ コウザブロウ]
著・文・その他
内容説明
目に見えないモノを視ることで事件を解決する青年・日暮旅人。彼が経営する『探し物探偵事務所』に、ある日見生美月と名乗る美しい依頼者が現れた。旅人のことを「旅ちゃん」と親しげに呼ぶ美月は、どうやら旅人の学生時代の先輩らしい。旅人の過去を知る女性の出現に、陽子は動揺を隠すことができず―?旅人の学生時代が語られる『昔日の嘘』、美月が旅人に謎を出す『箱の中』ほか、『傷の奮え』『憧憬の館』『竹馬の友』の全5編を収録。
著者等紹介
山口幸三郎[ヤマグチコウザブロウ]
2008年に第15回電撃小説大賞“選考委員奨励賞”を受賞。翌年、受賞作「神のまにまに!」でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
60
日暮旅人シリーズ。旅人の過去とこのシリーズの敵の姿が少し見えた。それでも幕間的な巻かな。何となく読了した感じ。さてさてどうなる?2019/02/04
お腹ボン!
41
作者さんもあとがきに載せてたけど、学生時代のかなりブラックな旅人さんのお話でした。そりゃぁそうだろ~、人格が整うあたりの環境を考えれば当然と言えば当然、孤独な時代があって 今、優しい旅人さんの存在ができてよかったよかった。最後、「つづく」で終わってる当り、楽しみはこれからも続く。2014/02/01
まー
32
愛を感じるお話の中に、たまにゾワリとくるブラックな話が混ざるのが、なんだかクセになりそうです。2016/11/18
Norico
31
日暮旅人さんシリーズ、セカンドシーズン2作目。旅人さんの少年時代、ひねくれすぎててかわいい。陽子さんとの関係が急に発展してドキドキします。そして、なんだか視覚に不安な描写が随所にでてきて、こちらでもドキドキ。最後にはまた謎の男でてきて…またまた引っ張るなぁ。「竹馬の友」では泣きました。2016/08/13
ヒロト
31
☆☆☆☆ セカンドシーズンの2作目。今回はかなりブラックな旅人でした。旅人の中学時代、旅人が暗黒面に落ちてから今のような性格になったきっかけが分かります。最後の話の、恩師であり養父であるカイセンとの目の会話ではホロリとしました。ブラックな話もあるけど、やっぱりこの作者の文章はあったかい。2014/05/17