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内容説明
時は元禄、徳川の世。病気がちな母親のために、薬を求めて上京した釣り好きの青年・亀は、麒麟と名乗る謎の侍より、いきなり法で裁けぬ悪を懲らしめる“四神”というお役目に抜擢された。同じように集められたのは読売(新聞屋)でよく喋る少女・すゞめに、元相撲取りで現飯屋の偉丈夫・虎。そして沈着冷静な若浪人・竜之介。彼らは麒麟の思惑に困惑しつつ、時にケンカし、時に支えあいながら、江戸の町の暗部に迫っていく―!新世紀の娯楽時代小説登場。
著者等紹介
安彦薫[アビコカオル]
埼玉県出身。2008年に電撃文庫『機械じかけの竜と偽りの王子』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
6
法で裁けぬ悪をシバく痛快時代活劇・・・的なものを期待してただけに、後半の評価が難しい (-_-;) 軽妙な語り口とかはけっこう好きで読んでて楽しかったけど、展開上の起承転結における“転”にあたる場面が予想以上に重かったのと、ラストが受け付け難いものがありました。 伏線多数で続編ありそうな作品だけど、最初に書いたような痛快な内容を読みたかった身としては、今後への期待度は低め。2013/06/25
mirukan
5
ラノベ版必殺仕事人。私には合わなかった。2020/02/28
よっしー
5
表紙にひかれて読んでみました。 四神として江戸時代の悪に対して正義の鉄槌を下すって感じなのかな。キャラ的にはそれぞれ個性があってやり取りも楽しくていいんだけど…ストーリー的には先が読めてしまうのが少し物足りなかったかな。軽く読むにはいいんだろうけど…。 けど、鬼火や麒麟さんの正体、亀以外の四神になった理由など謎が残ってるから…仮に続編が出たら読みそう。あるのかなぁ。2014/01/10
星影月夜
5
人物と設定はいいと思った。けど展開、というか事件がなんだか主人公たちのために用意された装置のような都合よさを感じてしまったのが残念。都合よさというかいろいろわかりやすすぎてうまくいきすぎて、でも痛快って感じじゃないってのが致命的だったかなと。ラストの引きに関してはちょっと興味をひかれたので続きは読みたいと思えた。2013/06/25
モモ⊿
4
弱きを助け、強きをくじく。そんな勧善懲悪モノのイメージだった。途中までは… 転換部での陰惨な事件によって気分は一転する。確かにフラグ立てまくりで、良い結果にならなそうな感じはしてたけど、あまりに惨たらしい気がする。その分、仕返しが大義を帯びるのかもしれないけど、個人的には好きな内容では無かった。朱雀、青龍、白虎、玄武の各キャラはしっかりしていて、上司の麒麟さんとか、その上のお方とか、諸々の設定がとても良かっただけに、個人的に納得いかないのがとても残念。2013/06/08
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