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内容説明
アルマダの攻勢を受け、業平案件は守りきったものの業績が悪化したスルガシステム。苦境を脱すべく、社長が下したミッションは従来の個別システム構築ではなく定型のサービス開発と拡販だった。その実行チームとして立華、梢が選ばれる。そして犬猿の仲の二人を束ねるプロダクト・マネージャーに指名されたのは―もちろん我らが桜坂工兵！慣れない業態に五里霧中＆試行錯誤の工兵たち。希望が見えたと思った矢先に立ちはだかるのは、思わぬ障害と失敗の許されない巨大な取引先！？萌えるＳＥ残酷物語、新たなるチャレンジの第９弾。
著者等紹介
夏海公司［ナツミコウジ］
兵庫県出身。『葉桜が来た夏』で第１４回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞、デビュー（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
朝夜
57
会議で社長のｶﾞﾁ説教二時間とか勘弁して下さい。読了。工兵の室見と姪乃浜を扱うｽｷﾙがかなり上達してきましたねw そして『ばんざーい』上司が超可愛いんだがががが(ｵﾁﾂｹ 今回は一冊丸々ﾃﾝｼｮﾝ高めの話でした｡いや､内容は専門的過ぎて､はっきり言って全くわからなかったんですけどね(ﾏﾃ 久々に登場した薬院のｷｬﾗがかなり残念に仕上がっていたのは笑えましたがw2014/02/13
ほーりえ
50
サービス開発編。今回も面白かったし勉強になった。情報工学科の大学生（といってもまだまだ勉強し始めたばかりですが）としては、凄くためになるシリーズです。技術的で分からない部分も、なんとなくイメージを掴ませてくれるので、とても読みやすい。 最後の、「中途半端なブラック企業に我がスルガシステムは屈したりしない」には不覚にも。 そして全く関係ないけど、梢さんにストーカーされたい。2013/06/09
よっち
45
売上低下に危機感を覚えた社長が新サービスを募集し、足の引っ張り合いの結果、立華と梢をメンバー、工兵をＰＭとする濃いメンバーでのプロジェクトが発足。今回はサービスできるまでの過程がトントン拍子でしたが、人材や技術があっても、着想がないといいものできないんですよね。工兵は新卒にしては出来過ぎだと思うけど、立華や梢なんかが身近な存在としてあって、負けてられないという気持ちを持ってることも大きいのかなと。しかし立華も梢も何だかんだ言いながら、結局頑張っちゃいますよね。出てくる女の子たちが残念だけどカッコイイです。2014/02/09
shin
39
新米SE工兵が犬猿の仲な立華と梢と協力し新サービス開発に挑戦する9巻。今回も読み手側の気持ちを持ちあげたり落としたり揺さぶられたけど、展開的には気持ちよく読めた。専門的な所は雰囲気掴むので精一杯だったけど…。立華と梢がドライバーとマウントレールで戦ったり、どうするの!?と工兵を挟んで対立したりはこれが見たかったと思い切り楽しめた。業種と立場は違えど工兵に少し近い経験してた分余計、新しいサービスへの反応として中身の質に関係ないPRや実績に惹かれる心理に辿り着いた辺りは身につまされる感じもあったお話でした。2013/06/08
Yobata
33
アルマダとの攻防の末、辛くも勝利したが業績が悪化したスルガシステム。それを懸念して社長は定型のサービス開発を進める。そしてその責任者を他薦もありとしたことにより、室見と梢がなすりつけ合い、結局工兵がプロダクトマネージャに。工兵はIPv4からIPv6のトランスレータの新サービスに目を付け、福大の手も借りて、室見,梢と共にSRG46を開発する。しかし取引先での案件はイレギュラー尽くしで、更に技術が他社に盗まれる。その為実績を作る為に乗り込んだのはなんと…。無事新サービスをやり通せるのか？相変わらず新人が→2013/05/09
