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内容説明
海へのプチ旅行の帰り道、事故を起こしてしまった香子はショックのあまり―引きこもりになった。電話もメールも通じない状況にしびれを切らした万里は、加賀家へ乗り込むことを決意。高級住宅地にある自宅へ電撃訪問を試みるが―。そして残り少ない夏休み、おまけんで花火大会を見にいく会が催される。女子たちの艶やかな浴衣姿にほっこりしつつ、万里は自らの過去と向き合うべく、地元でのクラス同窓会への参加を決める。竹宮ゆゆこ&駒都えーじが贈る青春ラブコメ、第6弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とら
58
この巻をちょっと読み進めて、どうしても気になったので記憶が曖昧になっていた五巻までをさらーっと再読した。そして案の定またこの作品の世界に惹かれるばかりで、この巻は一気読みも一気読みだった。幸せなシーンが割と続くが、しかし常にまとわり付くこの不穏な空気はどうしてくれようか。心から安心した場面が久しい…というかどちらかというとこの作品、ネガティブなシーンのほうが比率としては多いと思う…地の文で心の中で考えるシーンが多いのだけれど、大体悩んでるか変なこと妄想してるかのどっちかだ。先を読み進める他にないぞ!!!2015/11/13
星野流人
48
交通事故からしばらくしての、香子と万里、復活の物語。香子たちが感情を爆発させるシーンは、さすがにゆゆこさん、うまい。というかそこから直結する、香子のお父さんのあれやこれやは、一体どういうことなの……。事故という非日常を経ることにより、いろいろと考えるきっかけになり、ようやく万里はスタートラインまで戻ってきた。……この展開、後ろから眺めているはずの“もう一人の”万里的にはどう受け止めているのだろうか。そしてまたしても続きが気になる引きで終了と。 あとがきはめちゃくちゃおもしろかった。ゆゆこさん、さすがです。2013/04/16
Yobata
42
事故のショックで連絡も断ち引き篭もってしまった香子。再び話をする為、加賀家を訪れる万里。そこで喧嘩まがいの言い争いもしながらも和解し、万里はそれにより過去の自分に逃げない事を決断する。おまけんメンバーと花火大会に行った後、万里の実家・静岡で行われる同窓会にリンダと参加する事に…。久々の本編wついに過去の自分と向き合う事を決意した記憶喪失の万里。逃げてきた万里,目を背け続けてきた万里,それでも万里は万里だから好き…ていうのはかなり強烈だねw心に響かない訳ない。同窓会でのみんなの態度も清々しく、拒絶されると→2013/04/10
リプトン
39
香子の父親はいいキャラしてるなあ。香子と万里がお互い少し遠慮があった微妙な距離感や踏み込めなかったところをぶつかり合いながらも向き合い認め合い前に進んでいく感じがよかったです。万里もそれをきっかけに過去を受け入れる覚悟を決めたというところでのあの引き方だったのでこれからどうなっていくのか気になり不安でもあり楽しみです。あと、同窓会でのリンダやクラスメイトたちが良い奴でしたね。2013/10/31
ほーりえ
33
主人公が自分のスタンスを決めて面白くなってきた。ここがターニングポイントとなるんだろうか。しかし最後のこの引き方は・・・まだまだいろいろ悩まされそうな感じで続きが楽しみです。2013/09/19
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