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出版社内容情報
川原 礫[カワハラ レキ]
著・文・その他
abec[アベシ]
イラスト
内容説明
幼少の頃から追い求めた少女・アリスとついに再会したユージオ。しかし、そのアリスに、昔の―“ルーリッドの村”時代の面影は無かった。禁忌目録を破ったキリトとユージオを捕らえるために来たというアリス。彼女に幼少の記憶は無く、そして自身を“整合騎士”と名乗った。“公理教会”の象徴“セントラル・カセドラル”の地下牢に繋がれたキリトとユージオだが、キリトの機転でどうにか脱出を果たす。キリトが“外部”の人間であることを見抜いた謎の少女・カーディナルの助けをかり、二人はアリスを“本当の姿”に戻すため、塔の頂点を目指す!しかし、“シンセサイズの秘儀”により生まれた最強の戦士たちが、キリトとユージオの前に立ちはだかる―。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
82
stairway generation 階段を登れ登れ 幾つ孤独と罪と狂気を積み上げたら、天頂へと辿り着けるのだろう。図書館迷宮それは二振りの剣の記憶。決して相容れぬ孤独の物語。片やその名が独り歩きし、肥大化した故に太陽にさえ拒絶され、孤立した漆黒の巨大杉の記憶。片や、あの日から氷の様に凍りついた心。悔恨は青薔薇の棘の様に幼かった心を縛り、陽光を拒絶する花を咲かせてしまった。強さとは、何だ。何が、違うんだ。孤独を拒絶した金の太陽。その女主人を目前に酷く予感がする。孤独と孤独、激突の予兆が一つどくんと脈打つ2013/12/31
海月
64
続けてこちらも読破。9月もあと少しでラストスパート(笑) さてさて長々と4巻にわたるアンダーワールド編ですがまだまだ終わる気配はなさそうです。ただしこの世界がどうなってるのかはわかる一冊となってます。なのでとっても重要だと思うのですが…長い。ホント説明だけで100ページくらいの空想が出てきます。自分的にはかなりのストレス。戦闘もなんか浅い…。不満の残る巻となりました。ただストーリーは気になるのでちょくちょく読んでいこうと思ってます。2021/09/27
Yobata
64
アリシゼーション4作目。幼い賢者カーディナルからアンダーワールドの真実を聞くキリト。それはかつてクィネラという女性,今は公理教会の神・アドミニストレータが狂喜の末、創り出した世界だった。ラースの思惑である負荷実験であるダークテリトリーの侵攻を前にアドミニストレータを倒し、アリスを取り戻すためキリトとユージオは聖合騎士を倒しながら、公理教会の最上階を目指す…。前半はカーディナルの説明,後半は聖合騎士とのバトル。説明部分は前回からの続きだけど、クィネラ黒いな…。魂の問題になってきて段々とアクセルワールドに→2013/04/09
shin
62
アドミニストレータに近い存在のカーディナルから重要な情報を得て、待ち受ける整合騎士と戦い塔を駆け上る12巻。戦いでは意志や魂のようなものを感じられ手に汗握る描写だった。特にファナティオ戦は、歪められた何かとせめぎ合いそれでも自分を貫こうとする気迫が伝わるようだった。自分の一番大事にしたい感情を犠牲にせず、システムに縛られる彼女らが人として普通に暮らせるように戦うと言うキリトの言葉には期待したくなる。ただ、じわじわと感じる現実側の不穏さや分断されようとする2人の先行きからは期待以上に不安も覚えるお話でした。2013/06/26
まりも
55
アリシゼーション編第四幕。カーディナルの力を借り、アリスを元の姿に戻すためにも塔の頂点を目指し戦う話。前巻に引き続いて世界の説明をする前半部分はぶっちゃけ冗長でしんどかったけど、心意システムが登場したり色々とフラグも立ったりと色々見所がありましたね。そして中盤からは塔の頂点を目指しひたすら走り抜けるだけなので、バトルと展開両方とも疾走感があって非常に良かったです。心意が登場した事でバトルが派手になった分、BLEACH臭が漂うのはちょっと気になるところ。何にせよここからは未読なので続きが楽しみです。2017/05/07