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内容説明
珍しい古書に関係する、特別な相談―謎めいた依頼に、ビブリア古書堂の二人は鎌倉の雪ノ下へ向かう。その家には驚くべきものが待っていた。稀代の探偵、推理小説作家江戸川乱歩の膨大なコレクション。それを譲る代わりに、ある人物が残した精巧な金庫を開けてほしいと持ち主は言う。金庫の謎には乱歩作品を取り巻く人々の数奇な人生が絡んでいた。そして、深まる謎はあの人物までも引き寄せる。美しき女店主とその母、謎解きは二人の知恵比べの様相を呈してくるのだが―。
著者等紹介
三上延[ミカミエン]
作家。古書にまつわる謎を解いていく、ビブリオミステリ『ビブリア古書堂の事件手帖』がベストセラーとなる。ホラーからファンタジーまで、幅広い作風で縦横に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
1560
初読。あとがきでも書かれている通り、知らないでもない作家・乱歩にまつわる物語。複雑な人間関係、レプリカの…等、雰囲気作りがなされていて楽しめた。しかし時々入る、大輔による栞子可愛い描写に興を削がれてしまう。恋愛要素が入るのは構わないし、大輔の語りではなく三人称だったらまだ読めたのだけれど。2013/02/26
どんちん
1540
ん?思わず前作を確認、やはり気のせいではなかった。今回は、長編なんだw それにしても、智恵子の登場は思ったより早かったな。智恵子のイメージが微妙にちがったのは、栞子の一方的?な情報・目線でしか見ていなかったためなのか?それでも、少し設定を変えた?と感じたくらいだ。また、文香は急に大人びた発言をするし、大輔は急に?冴えてくるし、本シリーズのエンディングにむけドライブをかけたようにも思えた。しかも告白しちゃっているしwところで、今回の江戸川乱歩シリーズは、読んだ事があるタイトルが多くとても懐かしく思えた。2014/12/08
れみ
1493
読むのが超遅い私にしてはかなりのスピードで読みました。シリーズで初めての長編でしたが、それが逆に良かったのかも。今まで、栞子(というかビブリア古書堂?)を毛嫌いしていたヒトリ書房の店主・井上がどうしてそういう態度なのか…という謎が今回明かされますが…そりゃー嫌われるよ…と思ってしまったのでした(栞子には責任ないんだけど(^_^;)それにしても栞子のお母さんってやっぱり謎。2013/03/01
mitei
1480
1巻全て江戸川乱歩について書かれた一冊。いよいよ二人の仲が進展していって非常に次巻が楽しみになった。物語でも震災の話をだしているのが印象的だった。乱歩も読んでみようかなと思った。2013/02/24
takaC
1305
江戸川乱歩は今やもう古典なんですか。そろそろ後半らしい「この物語」のこの先の展開は予測困難。フェアな謎解きができる話なのかどうかも分からなくなってきた。2013/03/19