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内容説明
心理学を学ぶため、大学に進学した春川梓。勉学の一助になると母の勧めで会った青年は、看板とはかけ離れたもぐりのカウンセラーだった。その美貌と軽薄な言動に詐欺師に近い匂いを感じ、最初は嫌悪する梓。だが、この青年はただものではなかった。心理学に精通し、それに基づいた彼の分析は非常に鋭い。さらに、ふてぶてしいぐらいに常道を覆す治療を見て、梓は心奪われることに。かくして、微妙に助手の位置に収まった梓は人の心の迷宮を目の当たりにしていくのだが―。
著者等紹介
似鳥航一[ニトリコウイチ]
電撃小説大賞で見い出され、電撃文庫にてデビュー。小説のほかに、ゲーム制作も手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アズマ
37
他の話と全然雰囲気が違うので意外でした。後半はかなり歪んできて怖かったけど面白かったです。続きも出てるようなので読んでみます。2020/06/14
み
18
感想を読んで気になった作品。さくさくと♪才希さんより指麻呂さんイイなぁ(^o^)途中からぶっ飛んだ展開でしたが楽しめました。続編も読もうかな。2015/05/12
カナン
18
一話目で「お、タイトル通り?」と期待し、二話目で「あら、美形キャラ増やすのね…」とライトな印象になり、三話目からは「作者は何処に行きたいんだ」となる。才希のキャラクターが迷走しているというか、一人の器に美味しい要素をあれもこれもと突っ込もうと欲張り過ぎた結果、容姿が綺麗で口八丁なだけの中身すっからかんな男になってるのが勿体無い。ヒロインの梓もテンプレ過ぎて物足りない。心理学は吹っ飛びミステリー要素も吹っ飛び、オカルトでもなければファンタジーとも言えず、恋愛ものとして読むにも弱い。絵は綺麗。絵は。2013/05/18
のいじぃ
14
読了。物腰の柔らかい主人公や頑張るヒロイン、個性的な脇役には好感が持てるが、話の内容は心理小説の蓑を被ったオカルト小説。幅広く解釈すれば確かに心理コンサルタントだがオカルトと心理学の部分が上手く調和されていないので、読んでいて消化不良を起こす。断章を挟み、終章に向けての構成も面白くはあったが、一冊に詰め込もうとし過ぎて話の順番を間違えている気がした。主人公の容姿描写や心理探偵というのがどことなく西澤氏の『リドル・ロマンス』のハーレクインに似ている。2012/11/28
作楽
13
感想:あとがきに、心安らぐようなお話を書きたいと・・・と書いてありましたが、安らがない…。なんだか手に取った時点で騙されていたような(笑)やっぱり心を操作されるのは、負荷をかけられているのと同じだよね・・・と思いました。2015/06/11
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