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内容説明
忍者なんてとっくの昔に絶滅している。それが世間の常識だろう。だけどそれは違っていた。滅びてしまった流派も数多くあるが、幾つかの有力な流派は今も存在していたのだ。そして、そんな忍者業界絶対の秘巻、『忍極之巻』を知らぬうちに読んでしまった相沢カケル十六歳。そうとは気づかずのんきに学校生活を送る彼に、謎の美少女転校生が告げる。「ごめんなさい、相沢君。私はあなたをこのままにはしておけない」と!?カケルの恐怖と甘~い日々が今はじまる!?忍者少女と純朴少年が織りなす、学園ラブコメディ登場。
著者等紹介
阿智太郎[アチタロウ]
ライトノベル作家。出身は長野県の阿智村。現在はゲーム会社に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
(●▲●)とらうまん(*^◯^*)
18
忍が現代においても暗躍する世界、忍者の抗争に巻き込まれたお人好し少年の受難の日々が幕をあけます。 『おちゃらか駅前劇場』『アークマ・デテクール』ときて自身3冊目の阿智太郎作品ですが、本作はなんというか一昔前の少年マンガみたいな、比較的オーソドックスなラブコメという印象。 誰かの窮地にだけ覚醒する主人公、可愛いけど実直すぎるヒロイン、お馬鹿な親友にエロいライバルなどベタとも言うべきキャラ配置ですが、それ故に作品としてのバランスは非常にいいです。読みやすい文章もさすがベテランの作家さん、続きも楽しみ。2014/02/19
tokkun1002
11
初、阿智太郎さん。きわめて忍極1作目。2012年。究極の巻物を偶然手にしたカケルは命を狙われる。伊賀、甲賀、戸隠の忍に、くノ一に。あれやこれやのラブコメディ。割と好き。2014/09/29
たこやき
6
話の展開・設定などは物凄くテンプレどおり。なのだけど、ツボの抑え方を心得ている著者らしく、安心してその設定を楽しめる。雰囲気など、安心のクオリティといったところか。正直、それだけに時間が経過してどのくらい頭の中に残っているだろうか? と思うところはあるが。2012/12/20
野良猫みかん
6
ライトらしさがあふれる作品です。基本へたれだけど、一本芯の通った男らしさのある好感のもてる主人公です。シリアスすぎず、楽に気負わず読めるので気分転換に最適です。2012/09/10
Hirapon
6
ベテラン作家ながら、実はあまり縁が無いこともあって先入観無しで読んだ結果、「普通」に読めた。際立った良さがあるワケでは無いけど、主人公、ヒロイン、ヒロインのライバルといった構図が如何にもで、ある意味非常にヨク出来た「旧来のテンプレラノベ」といえる。敢えて旧来、と書いたのは昨今の「30分で読み捨て」系のソレではなく、基本的なラノベの構成であると言いたいから。あと、なんにせよ絵で勝利してるのでキャラ物としては芽があると思う。意外性など求めずに次も読むよ~2012/09/09
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