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内容説明
学生から大人気のイケメン美術史研究者・久藤凪准教授の助手になった、貧乏学生の田之中花。だが、一見好青年に見える久藤はその実、悪辣な罵詈雑言を放ちつつ花を奴隷なみにこき使う男だった。しかし一方の花も、久藤を次々と自分が首を突っ込んだトラブルへと巻き込んで―。名画『イカロスの墜落』の絵葉書に隠された秘密とは?ピカソの人生が導く恋の処方箋とは?貧乏ピュア女子大生×悪辣クレバー准教授ペアが解き明かす、奇妙で楽しいアート・ミステリ登場。
著者等紹介
波乃歌[ナミノウタ]
2011年、第17回電撃大賞において4次選考にて拾い上げられた作品『回る回る運命の輪回る―僕と新米運命工作員』(電撃文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
45
図書館でふと目があった本、お初の作家さんです。少し絵画についての知識も知れて、すごく読みやすいのがいいです。しかし主人公の女の子がここまでおバカでなくてもよいのでは(^-^;彼女を奴隷扱いする准教授は虐げてるように見せて実は援助をしている天邪鬼なのでお似合いと言えないこともないか。しかし給料を貰って助手をしているのに何や彼や気を取られて使い走り一つまともにできないのはダメでしょ~花ちゃん☆2017/03/28
ゆみきーにゃ
29
《購入》絵画の謎を説くものかと思ってたけど絵画はあんまり関係なかったね(^^;)大きな事件も特に起きず終わっちゃいました。。。2013/12/30
waqwaq
27
絵画が事件の鍵となるようなミステリーが好きなので読みました。あらすじではキャラ立ちしてそうと思って読みましたが意外に普通(笑)正直想像していたほど謎解きと絵画が関わり合っているとは感じませんでした。しかし各章で扱われる絵画にまつわるエピソードが興味深く面白い話だったと思います。まずその絵を見てどんな内容になるだろうと各話を予想してから読みました。思いの外スラスラ読めたので一気に読みたい推理ものとして丁度良いミステリーの密度だったかな。絵画という好きなジャンルのミステリーなので続編出たら読んでみたいです。2014/01/11
nana
26
図書館:分かりにくく優しい天邪鬼な久藤先生と素直で優しいけど、あまりにも騙されやすすぎる花ちゃん。良いコンビでした。2017/04/19
ソラ
22
美大の先生とその生徒の話。主人公の身の回りで起こった出来事と有名な絵画とを絡ませて展開するまったりとした作品。話としてはよくある話だけれども、自分としてはとても心地よかった。シリーズ化してくれるといいなぁ2012/09/05