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内容説明
京の風情あふれる鴨川ぞいをそぞろ歩き。するとその貴族邸宅が見えてくるでしょう。あなたは優雅な四人の執事たちに迎え入れられるはずです。優しさにじむ笑みの遠矢、鋭利で奔放な晴、穏やかで優美な瑪瑙、静謐にして清冽な真。彼らはあなたとともに笑い、そして悲しんでくれます。ですが彼らにはお気を付けください。抑圧されたあなたを解き放ち、京の町へと誘うからです。まるで恋人のように。え?何に気を付けるのかですって?それは彼らが隠している大きな秘密に、です。
著者等紹介
範乃秋晴[ハンノシュウセイ]
福井県出身。第16回電撃小説大賞で見い出され、メディアワークス文庫にてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hirune
73
恋愛や結婚や出産という全くの個人的なことを国家の秘密プロジェクトで扱うって、すごく違和感がありました。大きなお世話じゃないかしらね?そしてこの本の舞台って京都でなきゃならない理由は全然ないですよね〜。それに登場人物の誰にも共感が持てない…つまり残念ながら私には合わない本でした(*´-`)表紙は素敵なんだけどな。。2017/12/19
ううち
66
拳正のキャラが凄すぎて、他の執事たちが霞んでしまいイメージしずらかったです。舞台も京都っぽさはあまり感じられなかったけど、国家執事プロジェクトという壮大な設定は面白く、拳正に指導するところは笑えます。モノは言いようだなと(笑)作中の人気少女マンガは読んでみたいです。2014/05/20
和夜
53
シンデレラ・コンプレックスを発症した女性とそれを治すための国家執事の話。結構ギャグ要素が強め。真坂を某刀剣ゲームの某拙僧さんをイメージして読んだので結構楽しかったです。九条さんの真坂通訳者凄い。設定が設定だし、出てくる執事達は結構酷いことしてるので苦手な人はダメかもしれない。アタマ空っぽにしてギャグ漫画のノリで読むといい気がする。ただ、執事達がみんな敬語なのでたまに誰が喋ってるかわからなくなる時も……。次の巻まで読んでその先を読むか決めたいと思います。2016/06/14
のいじぃ
44
読了。少子化対策に大義名分と銘を打ち、勘違いの救済をお嬢様方に施す物語。と書くと少し毒を持ちますが設定や拳正に対するツッコミなどは面白く読めました。ですが、執事の言葉遣いや腐女子の定義が怪しいまま国家執事だのシンデレラコンプレックス克服だのと言いつつ、お嬢様方をつまみ食いしているホスト紛いの執事たちには生温かい気持ちに。拳正の強くあろうとする“理由”を無駄だと言い切るならば、国家執事の存在も余計なお世話のように思えます。出歯亀根性丸出しの漫画家にも好感が持てませんでしたが、次巻を購入しているので読む予定。2013/12/16
ソラ
25
タイトルから想像する自分の思ってたイメージと違ってた。何ていうか執事見習いのキャラがひどすぎる。2012/10/26