- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 日本文学
- > メディアワークス文庫
内容説明
高学歴、高年齢、高層マンション住まいの3K女・二宮咲子は、元彼の御厨に未練たらたらの日々を送っていた。週末の友人の結婚式で御厨と奥さんに再会することを悩む咲子は、占い師に一週間で出会いがないと一生独身と宣言されてしまい…。そんな彼女には、誰にも言えない楽しみがあった。それは、年下青年の住むぼろアパートを中古の天体望遠鏡で覗くこと。今の彼女の心を暖めてくれるのは、月夜に望遠鏡を通して知り合った青年・瑞樹との交流しかなくて―。第18回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”受賞作。
著者等紹介
成田名璃子[ナリタナリコ]
ライトノベル作家。青森県生まれ。フリーのコピーライターも兼業。『月だけが、私のしていることを見おろしていた。』で、第18回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
- 評価
-
COSMOS本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
相田うえお
154
★★★★☆18035 成田さんのデビュー作。え"ぇ〜っ!普通なら絶対にあり得ないでしょ的なぶっ飛び設定が多々あるのですが、それがまた良かったりするんですよ〜。この作家さん、タコの様に人を吸着してしまう話を作るので(って、どんなだよ!例え悪すぎぃー。)まじ凄いね。この作品、仕事出来過ぎ女子が勢いで彼氏と別れてしまい、その後、合コンやお見合いしたりするんですが元彼に未練タラタラ。唯一の楽しみはベランダから天体望遠鏡で若い男性の部屋を覗くこと。もう読みたくなったでしょ。これ、最後の章があるからこそ傑作なんだね!2018/05/04
mariya926
129
3Kである(高学歴·高収入·あと一つは何だ?)女性が彼氏と別れて、そこからの再生物語?という感じです。最初は面白く読んでいましたが、途中から???という感じになり、最後は変わった感じに着陸しました。普通の恋愛小説で十分楽しめたと思いますが、占い師が出てきた当たりからおかしな空気になってしまいましたが、これがデビュー作だったことを知り納得しました。ちなみに私の予想は、結婚していなくて兄妹だと思っていました。この作家さんの他の本も読んでみます。2022/04/07
ツン
79
記念すべき1200冊目は悩んだ末にずっと積まれていた成田名瑠子さんのデビュー作にしました。天体望遠鏡を通しての会話で自分の本当の気持ちに気づいていくお話。良かったです。ただ、男性の低い声ならアルトじゃなく、バリトンだよねというのが気になりました(笑)2024/09/01
papako
67
作者のデビュー作。IT企業で働くアラサーのOL咲子。恋人と別れてから何事にも疲れてしまっている。高学歴、高収入、高層マンションの3K。趣味は天体望遠鏡を使って、あるアパートをのぞくこと。そこにいる青年と交流するようになる。友人の結婚式の席次表に元カレ夫婦?の名前を見つけてさぁ大変!占いで1週間以内に出会えないと一生独身って言われたり。あわてて御曹司との見合いに行ってみたり。それでもどうしても元カレが好き。その気持ちに正直になってハッピーエンド。あったか切ないラブストーリーでした。2019/12/06
えりこんぐ
60
別れた恋人に未練たらたらな主人公、咲子の趣味はとある青年のお部屋を望遠鏡で覗くこと。タイトルとこのあらすじからして、くら〜い感じ?と予想してたけど全然違った!咲子の運命の相手を探す1週間。こんな中身の詰まった毎日ってある?笑 成田さんのデビュー作、面白かった✨ この方のは結構読んでる!って思ってたらば、2冊しか読んでない😅 たぶん10冊近く積んでる。。【積読95】2020/10/28
-
- 和書
- 自己批評 りぶらりあ選書