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内容説明
13歳から120歳まで、誰もがわかる面白さ。オトナの社会や情報を面白く見るコツを学ぶ特別講義。
目次
第1章 お金を拾って暮らせるか―くだらないことも、データと歴史で考えればおもしろい
第2章 調べものをするにはコツがある―図書館を使うか、ネットを使うか
第3章 そこそこ役立つ読書術―つまらない本をおもしろく読むには
第4章 なにが目的だ!―アンケート調査のおもしろさと罠
第5章 一三歳からのレビュー入門―星の数では、わからないこと
第6章 新聞を百倍おもしろく読むコツ
第7章 芸能ニュースからだって、学べることはたくさんある
第8章 映画を見れば、むかしがわかる―古い日本映画の楽しみかた
第9章 懐疑は踊る―エコ技術で、わくわくする日本へ
著者等紹介
マッツァリーノ,パオロ[マッツァリーノ,パオロ]
日本文化に造詣が深い、自称イタリア生まれのアラフォー戯作者。現在は千葉県民(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
96
自分の頭で考えて調べ貪欲に答えを求める姿勢を学べる。内容に共感できるところもあれば、「なるほど~こういう考え方も出来るな」と思えるところもあるなど、物事は角度を変えて見ることで様々な見え方になるという、統計のマジックや新聞、社会、図書館、ネットなど知識と情報の収集のメリットデメリット裏側、など一つの情報から様々なことが見えてくる不思議を子供にでもわかる言葉でおもしろおかしく手ほどきしている。13歳のころにこの本に出会っていたら情報をうのみにせぬ賢い大人になって世界の見え方がまた少し変わっていたかもしれない2013/04/07
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
21
パオロさんが13歳の愛美ちゃんと留吉君に反社会学の講義をするのだが、留吉君のボケがくだらなくてとても面白いε=(>ε<*)。かなりダイナミックにボケるので思わず笑わされる事もしばしば。欄外にパオロの弟ジャンニのつぶやきがあるのだが、これもちょいちょいクスッとさせられる。表紙や挿絵は朝倉世界一。可愛らしくて良い。無論内容も素晴らしい。本当に私が13歳だったら繰り返し読むであろう。偽善の勧めに納得。2013/05/02
ふぇるけん
20
タイトルを見て、反社会的勢力についてわかりやすく解説した本と思っていたら違った。基本的に人は信頼しなければならないが、どのような意図で情報が作られているか、を良く見る必要がある。極論は疑え、平均値は現実を歪める可能性がある。そういった洞察力をつけるためにも本はたくさん読んだ方が良い。2015/11/13
吉野ヶ里
17
効率良くスノッブになるための本。うっしっし系。読み物としては面白いですよ。多面的に物事を見ろよ、データは集め方や見せ方でぜんぜんちがったもんになるよ。本は効率よく捌けよって感じ。本に線引くのは意味ないよっ意見には反対、一度読んだ本は線引いとくと読み直しの効率が全然違うと思うよ。まあ、人それぞれでしょうが。ただ、自分用のノート取っとけってのは頷けます。2016/09/03
村越操
13
好きです、この著者。初めて読む本で、すっかりファンに。「面白い人は面白い情報を流すし、つまらない人は、社会や人間をつまらないふうにしか解釈できないから、やっぱり発信する情報はつまらない」「いいかげんだから、社会も人間も面白い」「世の中で本当に必要とされるのは、知識の量ではありません。未知の物事をゼロから調べられる能力と、問題を解決まで導ける思考力と行動力」「社会や人間のことを学びたかったら、客商売のバイトをするのが一番の早道」「だれがなんの目的でそのアンケート調査をしたのか。それを確かめるのも大事です」2013/06/28