花も花なれ、人も人なれ―ボランティアの私

細川 佳代子【著】

角川書店（2009/03発売）

• サイズ B6判／ページ数 285p／高さ 20cm
• 商品コード 9784048850186
• NDC分類 289.1
• Cコード C0095

内容説明

波乗り少女の時代、細川護煕との結婚、アフリカへ毛布８０００枚、知的障害者の「スペシャルオリンピックス日本」の設立、１３年間、ミャンマーの子どもにワクチンを届ける―人を支えて、人を生きるボランティアの、不屈の実戦記。認定ＮＰＯ法人スペシャルオリンピックス日本、認定ＮＰＯ法人世界の子どもにワクチンを日本委員会、勇気の翼インクルージョン２０１５、ａｂｌｅの会、日本フロアホッケー連盟を立ち上げたボランティア人生ドキュメント。

目次

プロローグ　生まれながらのボランティア
第１章　私の青春奮闘記
第２章　政治家の妻とボランティア
第３章　スペシャルオリンピックス日本の設立
第４章　冬季世界大会・長野への道のり
第５章　ワクチンと僕のルール
第６章　勇気の翼
エピローグ　私の帰る場所

著者等紹介

細川佳代子［ホソカワカヨコ］
１９４２年旧満州生まれ、４３年に日本に帰国し、神奈川県鵠沼に住む。１９４８年湘南白百合学園小学校に入学。１９６１年上智大学に入学。６２年高田好胤先生に出会う。１９６６年小さな会社のヨーロッパ駐在員として飛び回る。１９６９年退社し、イギリスの語学学校に入学。１９７１年細川護煕が参議院議員に初当選。その直後、熊本にて結婚。１９７２年長男、７４年長女、７５年次女が誕生。１９９２年スペシャルオリンピックスのために「１０００人集会」を開く。１９９４年「スペシャルオリンピックス日本」設立。「世界の子どもにワクチンを」日本委員会設立。２００１年映画「エイブル」製作。２００４年映画「ホストタウン」製作。「５００万人トーチラン」がスタート。２００５年スペシャルオリンピックス冬季世界大会・長野開催。映画「ビリーブ」製作。２００６年「スペシャルオリンピックス日本」「世界の子どもにワクチンを」日本委員会が認定ＮＰＯ法人になる。２００８年「勇気の翼インクルージョン２０１５」を設立（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[＊ko]

著書は細川元首相の奥様。題名に惹かれたのと、おば様なのにこの美しさといったら!! 導入部分はお金持ちお嬢様特有の贅沢な苦労話の手前味噌。ここでつまづきそうになりましたが、後半はどんどん読み進められました。とにかくアクティブな人! 自分も何かボランティアを、と思わずにはいられません。

2010/04/29

[yamaneko*]

目的を見据えて突き進むパワフルさに驚きました。選挙でも陰で大活躍されていたんですね。

2009/07/17

[じぇーん]

元首相夫人ですからね、スペシャルオリンピックス日本の理事長と言っても名誉職でしょと思っていました。ごめんなさい。かっこいいよ、迷いがないのは。そしていつもお尻が重い自分を反省。。

2009/05/31

[yataketa]

こんな人がいるなんて！と驚き。ところどころでうるうる。若かりし頃、世界各地を飛び回るフットワークの軽さには頭が下がる。首相となった夫に、大学の頃に友達になってほしいと言われて「one of themなら」と言っちゃう当たりが素敵。その後、知的障害者のオリンピックをはじめるまでのバイタリティたるや凄まじい。ただのお嬢様でない、軸のぶれない精神力に憧れる。とにかく「凄い人」の一言。

2009/04/05